更新日:2026年10月19日

CEATEC 2026でTMIPアクセシビリティサークルのセッションにPekoeを活用しました

2026年10月13日~16日に開催されたCEATEC 2026(@幕張メッセ)において、「産官学民連携で挑むアクセシブルな未来のまちづくり ~TMIPアクセシビリティサークルの実践~」のセッションで、Pekoeによるリアルタイム文字表示を実施しました。TMIP(Tokyo Marunouchi Innovation Platform)は大企業の新規事業創出支援や大企業とスタートアップ、産・官・学・街との連携で事業創出を目指すオープンイノベーションプラットフォームとなっており、「TMIPアクセシビリティサークル」は、TMIPが提供するイノベーション創出プログラムを活用し、大企業、スタートアップ、大学、自治体、当事者など多様なプレイヤーが連携しながら、アクセシビリティの社会実装に取り組む企業・組織横断型の共創コミュニティです。セッションでは、それぞれの立場から取り組み事例や今後の展望が紹介されました。

CEATEC 2026が開催された幕張メッセの会場入口。
CEATEC 2026が開催された幕張メッセの会場入口。
CEATEC 2026「P STAGE」のセッションプログラム。13:00~14:30に「産官学民連携で挑むアクセシブルな未来のまちづくり ~TMIPアクセシビリティサークルの実践~」が開催されました。
CEATEC 2026「P STAGE」のセッションプログラム。13:00~14:30に「産官学民連携で挑むアクセシブルな未来のまちづくり ~TMIPアクセシビリティサークルの実践~」が開催されました。

多様な人がつながるアクセシビリティの取り組み

TMIPアクセシビリティサークルは、「アクセシビリティを社会の日常に」を掲げて活動しており、リコーをはじめ、富士通、ViXion、コンピュータサイエンス研究所など、さまざまな企業や団体が参画しています。セッションでは、視覚障害者向けナビゲーションアプリ「EyeNavi」や、音を振動と光で伝える「Ontenna」など、多様な取り組みが紹介されました。

「産官学民連携で挑むアクセシブルな未来のまちづくり ~TMIPアクセシビリティサークルの実践~」の登壇者紹介。
「産官学民連携で挑むアクセシブルな未来のまちづくり ~TMIPアクセシビリティサークルの実践~」の登壇者紹介。

セッションの冒頭では、会場内のモニターに表示されている文字について、リコーのPekoeを利用していることをご紹介いただきました。リコーもTMIPアクセシビリティサークルの活動に関わっており、そのつながりから、今回のセッションでPekoeを活用することになりました。

CEATEC 2026 P STAGEで開催されたTMIPアクセシビリティサークルのセッション。左側のモニターに、Pekoeによる日本語のリアルタイム字幕と英語翻訳を表示しました。
CEATEC 2026 P STAGEで開催されたTMIPアクセシビリティサークルのセッション。左側のモニターに、Pekoeによる日本語のリアルタイム字幕と英語翻訳を表示しました。

Pekoeによるリアルタイム字幕と翻訳表示

今回のセッションでは、日本語字幕だけでなく、Pekoeの翻訳機能を活用して英語も同時に表示しました。会場では、登壇者の発言をリアルタイムで文字にし、日本語と英語で内容を確認できる環境を整えました。

写真左側のモニターには、日本語の文字起こしと英語翻訳が並んで表示されています。アクセシビリティをテーマとしたセッションにおいて、発言内容を文字と多言語で届ける取り組みの一つとして、Pekoeを活用しました。

事前の辞書登録と当日の共同編集で、より正確な表示へ

今回のセッションでは、「TMIP」「EyeNavi」「ViXion」をはじめ、企業名、団体名、サービス名、専門用語が数多く登場しました。そのため、事前にセッション内容を確認し、Pekoeの辞書機能に関連する固有名詞や用語を登録して本番に臨みました。

一方、リアルタイムで進行するイベントでは、話し方や会場の音響環境などにより、辞書登録だけでは対応しきれない場合もあります。当日は、TMIPアクセシビリティサークルで一緒に活動しているメンバーにも協力してもらい、Pekoeの共同編集機能を使って、表示内容を確認しながら誤認識を修正しました。

事前の辞書登録と、当日の共同編集を組み合わせることで、登壇者の発言をより正確に会場へ届けることができました。

セッション運営中の様子。会場の客席からPekoeの表示内容を確認し、事前の辞書登録に加えて、TMIPアクセシビリティサークルのメンバーと共同編集機能を活用しながらリアルタイムに修正を行いました。
セッション運営中の様子。会場の客席からPekoeの表示内容を確認し、事前の辞書登録に加えて、TMIPアクセシビリティサークルのメンバーと共同編集機能を活用しながらリアルタイムに修正を行いました。

この取り組みは、単に誤認識を修正するだけではありません。事前準備から当日の運用まで、情報を必要とする人へ正しく届けるために、メンバーがそれぞれの立場で協力する取り組みでもありました。アクセシビリティを「誰か一人が支えるもの」ではなく、「みんなでつくるもの」として実践できたことも、今回の大きな学びでした。

アクセシビリティを「みんなでつくる」

今回のセッションで印象的だったのは、企業、大学、自治体、当事者など、さまざまな立場の人がつながり、協力しながらアクセシビリティの社会実装を目指していることです。セッションでは、テクノロジーだけに頼るのではなく、人とのつながりや当事者目線を大切にすることの重要性も語られました。

セッション後半のクロストークの様子。TMIPアクセシビリティサークルでの共創を振り返り、地域・まちとのつながりや、今後の活動の広がりについて意見を交わしました。
セッション後半のクロストークの様子。TMIPアクセシビリティサークルでの共創を振り返り、地域・まちとのつながりや、今後の活動の広がりについて意見を交わしました。

Pekoeも、音声を文字にするだけのツールではなく、辞書登録、翻訳、共同編集といった機能を活用しながら、より多くの人に情報を届けるためのコミュニケーションを支えています。

今回のCEATECでの取り組みを通じて、リアルタイム字幕や翻訳がより身近な選択肢となり、誰もが情報にアクセスしやすい環境づくりにつながっていくことを期待しています。

CEATEC:https://www.ceatec.com/ja/
CEATEC セッション:https://www.ceatec.com/ja/conference/detail.html?id=3505
TMIP(Tokyo Marunouchi Innovation Platform):https://www.tmip.jp/ja/
Pekoeについて:https://pekoe.ricoh/

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