更新日:2026年3月19日

「みんなと一緒に観戦できるのは嬉しい!」中高生と一緒に実現する「誰もが楽しめるラグビー観戦」

2025-26シーズンも、「リコーブラックラムズ東京」の主催試合において、聴覚障がい者向けコミュニケーションサービスPekoeを活用した場内アナウンスMCのテキスト配信を実施中です。
「ホストゲーム会場における聴覚障がい者向けサービス実施のお知らせ(2025/12/05)」
https://blackrams-tokyo.com/news/information/2025-2026/20251205b.html

NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2025-26 第11節
ブラックラムズ東京 vs 静岡ブルーレヴズ は、2026年3月14日(土)に駒沢オリンピック公園陸上競技場で開催されました。ブラックラムズ東京は現在12チーム中5位。3連勝中と勢いに乗っており、多くのファンでスタジアムが埋まりました。

来場者に配布されたマッチデープログラム。
Pekoeへの接続方法が載っています。
来場者に配布されたマッチデープログラム。Pekoeへの接続方法が載っています。

中高生たちにお越しいただきました

この試合には、Pekoeの京都での出展時にご縁をいただいた「京都聴覚障害児放課後等デイサービス にじ」さまから中高生13名にお越しいただきました。試合開始前には、選手入場時の花道へもご案内し、選手たちがすぐそばを通る迫力を間近で体験していただきました。参加者の皆さんは選手に手を振るなどしながら応援しており、この特別な時間をそれぞれに楽しんでいる様子でした。

選手入場時に花道に参加したみなさん
選手入場時に花道に参加したみなさん

多様なデバイスで実現する、誰もが楽しめるラグビー観戦

観客席に戻ったあとは、いよいよ文字による実況テキストの体験が始まりました。今回は、タブレット・スマートグラス・小型ディスプレイの3種類を会場にご用意し、あわせてご自身のスマートフォンからも接続できるようにすることで、4つのスタイルから自分に合った方法でPekoeを体験できる環境を整えました。

■用意したデバイス
・「タブレット」
座席前方に設置したタブレットは、画面が大きく視認性が高く、試合中に状況をしっかり確認したい参加者に好評でした。

観戦席にタブレットを設置し文字情報を表示


・「スマートグラス」
スマートグラスは、視界内に文字が重なる形で表示され、「試合の動きを見ながら文字も確認できる」という特徴があります。移動を伴う場面や、手が塞がりやすい観戦中にも活用しやすいことから、試合との一体感を保ちながら使えると人気がありました。

スマートグラスを装着して試合を観戦


・「小型モニター」
小型ディスプレイは軽量で扱いやすく、手元でサッと確認できる点がメリットです。コンパクトさと取り回しやすさを活かした使い方ができるデバイスとして実験に活用しました。また、Bluetoothで接続できるためケーブルが不要で、観戦中の動作を妨げない点も好評でした。

小型ディスプレイを手元で確認しながら試合を観戦
小型ディスプレイに表示された文字情報

逆転勝利の熱気とともに振り返る観戦体験

試合は終盤まで接戦が続き、会場全体が緊張感ある雰囲気に包まれていました。
そして終了間際、ブラックラムズ東京が得点を重ねて逆転に成功。その瞬間、スタジアムには大きな歓声が響き、観客席の熱気が一気に高まりました。

逆転トライ後のコンバージョンキックのシーン
逆転トライ後のコンバージョンキックのシーン

参加者の皆さんも、手元のデバイスに表示される実況テキストを確認しながら試合展開を追い、会場の盛り上がりと試合状況の変化を同時に捉えていました。

勝利が決まった瞬間の様子
勝利が決まった瞬間の様子

逆転勝利の興奮が残るなか、観戦後にはアンケートへのご協力をお願いし、今回の体験について率直な意見や感想をいただきました。
デバイスの使いやすさや文字情報の受け取り方、観戦中に感じた点など、多くの貴重な声が寄せられました。

アンケート記入中の皆さん
アンケート記入中の皆さん

アンケートでは、特に注目すべき声として「文字情報があったことで初めて観戦を楽しめた」「また観戦したいと思えるようになった」といったコメントが複数寄せられました。これらの回答は、Pekoeによる文字情報の提供が、単に便利さを補うだけでなく、“現地で観戦してみたい”と思えるようになる後押しができていることを示しています。情報が届くことで試合の理解が深まり、スタジアムでの体験がより身近になる——こうした効果は、アンケート結果としても明確に確認できました。

正確な情報を届けるための取り組み

今回の観戦体験がスムーズに行えた背景には、試合当日の準備や運用を支えてくださっている方々の存在があります。 会場では、ピッチ横のテント内にPekoeの配信PCを設置し、実況テキストが途切れずに届くよう、通信環境や機器の状態を随時確認しながら運用を行っていました。

配信PCのテント
配信PCのテント

誤認識については修正チームがバックヤードで、文字の確認と修正をリアルタイムで実施し、正確な情報をお届けできるように対応していました。こうしたバックアップ体制があることで、今回の観戦体験も安心して楽しめる環境となりました。

誤認識の修正の様子
誤認識の修正の様子

「みんなと同じように応援できるのはうれしい!」

今回の取り組みを通じて、文字情報が試合状況の理解を助けるだけでなく、観客席の一体感を共有するための大きな支えとなっていることが実感できました。
アンケートでは、
「みんなと同じように応援できるのがうれしい」
「自分も観戦者の一員になれたと感じた」
といった声も寄せられ、情報の届き方が変わることで、スタジアムで過ごす時間そのものがより“参加できるもの”へと変化していたことがうかがえます。情報保障が整うことで、観戦の“理解”だけでなく、“参加の実感”まで広がる。今回の実証は、そのことを確かな形で示すものとなりました。今後も、誰もが楽しめる観戦環境を進めていきます。

観戦を終えた「京都聴覚障害児放課後等デイサービス にじ」の皆さん
観戦を終えた「京都聴覚障害児放課後等デイサービス にじ」の皆さん

今後のPekoeテキスト配信予定

2026年3月29日(日) vs 三菱重工相模原ダイナボアーズ  @秩父宮ラグビー場
2026年4月5日(日)  vs コベルコ神戸スティーラーズ @秩父宮ラグビー場
2026年4月26日(日) vs トヨタヴェルブリッツ @秩父宮ラグビー場

※予定は変更となる場合があります。

ご来場の際は、Pekoe公式SNSにて最新情報をご確認ください。

Pekoe公式X
https://x.com/PekoeRicoh
Pekoe公式Instagram
https://www.instagram.com/pekoericoh

ブラックラムズ東京
https://blackrams-tokyo.com/