2025年12月18日~20日、東京都立産業貿易センター浜松町館で開催された「ニーズシーズマッチング交流会2025」(主催:公益財団法人 テクノエイド協会)に、リコー聴覚障がい者コミュニケーションサービスPekoe(ペコ)の出展をしました。

ニーズシーズマッチング交流会とは、障害当事者等のニーズを的確に捉えた支援機器開発を目指し、ニーズ(使う人)とシーズ(作る人)の交流を深める取り組みです。
Pekoeのデモンストレーションと展示内容
当日は、Pekoeによるリアルタイム字幕表示のデモンストレーションを行い、実際の活用シーンをイメージしていただけるよう工夫しました。
特に今回は、ラグビー「リコーブラックラムズ東京」での取り組み事例や、透明ディスプレイを活用した窓口対応での使い方を中心に紹介しました。

写真左は、ラグビー会場における全場アナウンスやMCの内容を、Pekoeを通じてリアルタイムにテキスト配信する仕組みを説明したパネル展示です。
写真中央では、透明ディスプレイを使用し、Pekoeによる音声のリアルタイム文字起こしと翻訳機能のデモンストレーションを行いました。
また写真右では、ラグビーの試合映像を見ながら、実況内容をPekoeで文字表示するデモンストレーションを実施しました。
透明ディスプレイを活用した情報共有の工夫
透明ディスプレイ上では、Pekoeの翻訳機能を活用し、日本語と英語を常時表示しました。
今回は出展場所の関係から左右同一方向での表示設定としていますが、対面での利用時には表示を反転させ、カウンター越しの相手側からも内容が確認できるよう設定を変更することが可能です。窓口対応や受付業務など、対話が必要な場面での活用を想定しています。

このように、Pekoeと透明ディスプレイを組み合わせることで、話し手と聞き手が同じ情報を同時に共有できる環境を実現できます。
出展を通じて見えた可能性
来場者の方からは、窓口対応や受付業務に加え、イベント会場や案内カウンターなど、多様な場面での活用が想像しやすいとの声をいただきました。
外国人来場者への対応や、騒がしい環境での情報伝達といった観点からも関心が寄せられ、誰にとっても分かりやすい情報提供につながる仕組みとして、Pekoeの有効性を紹介することができました。


今回の出展を通じて、現場の課題やニーズを直接伺うことができ、今後のサービス展開に向けた多くの気づきや学びを得る機会となりました。
開催期間中、帰り道に会場近くから見えた東京タワーの期間限定ライトアップも、印象に残る風景のひとつでした。その時だけの特別な光が、今回の出展で得た気づきや出会いを静かに振り返るきっかけを与えてくれました。

今後も、誰もが同じ情報を共有できる環境づくりに向けて、取り組みを続けていきます。
■Pekoe公式サイト
https://pekoe.ricoh