
2023年7月31日 Pekoe ver5.4.400 をリリースしました。
今回は「同じ誤変換を修正する手間を減らすクイック置換機能」について紹介します。
Pekoeは会話を音声認識し文字化して表示します。音声認識はとても便利ですが誤認識や誤変換が発生します。
誤認識と誤変換は同じ意味で使われることもありますが、「誤認識=正しい読み(音声)を認識しない」、「誤変換=正しい漢字が割り当てられない」として使い分けることもあります。誤認識は同じ母音の単語で起きやすく、誤変換は人名や同音異義語が多いときに発生しやすくなります。
以下の例を見てみましょう。
誤認識の例
- Pekoe(ぺこ)⇔ 結構(けっこう)
- 置換(ちかん)⇔ 時間(じかん)
- 大阪(おおさか)⇔ お魚(おさかな)
誤変換の例
- 中嶋(なかしま)⇔ 中島(なかしま)
- 担当(たんとう)⇔ 短刀(たんとう)
- Quick(くいっく)⇔ クイック(くいっく)
Pekoeには誤認識や誤変換を回避する方法として辞書登録機能があります。しかし、事前に単語を辞書に登録する必要があるため、会議中に急に使われた言葉に対しては効果がありません。誤認識や誤変換が起き続け何度も修正するという事態が起こります。
そのようなときに活躍する機能が「クイック置換」です。文字通り「置換」したい文字を選択し置換後の文字を登録することで即座に自動的に置換することができます。
クイック置換の手順
- ①誤認識/誤変換された文字を選択
- ②ボックス上で右クリック
- ③「置換後」に文字を入力
クイック置換を利用することで、何度も同じ誤認識や誤変換を修正する手間を省くことができます。
もちろん共有URLからアクセスしブラウザからもクイック置換を利用することができ誰でも登録できます。
クイック置換は登録した会議でのみ有効です。記録を終了し次の会議を始めると前回の会議で登録されたクイック置換の単語は削除されます。すべての会議で適用したい場合はユーザー辞書かチーム辞書を活用し単語を登録してください。
皆さまぜひ修正をするときはクイック置換をあらゆるシーンでご活用ください!
機能活用シーン
- ・初めて打合せする相手の名前の漢字が誤って表示されるとき
- ・会議中に何度も同じ誤変換が発生し修正に手間がかかっているとき
- ・事前に単語を辞書登録し忘れ誤変換が発生したとき
詳しい利用手順はヘルプセンターをご覧ください。
Pekoeを引き続きよろしくお願いいたします。
■Pekoeヘルプセンター
https://support-pekoe.zendesk.com/hc/ja
■クイック置換について
https://support-pekoe.zendesk.com/hc/ja/articles/20431834849689
■Pekoe公式サイト
https://pekoe.ricoh/
※この記事では、聴覚障害ではなく聴覚障がい表記に統一しています。