リコーには「コンシェルジュカウンター」という、社員がわからないことや困りごとを相談できる窓口があります。

時々、聴覚障がいを持つ社員が相談に来ることがありますが、その際は筆談などで対応しています。
もっとスムーズにコミュニケーションをとるために、窓口にPekoeと透明ディスプレイを設置することを提案し、コミュニケーションのスムーズさを検証する2日間の実証実験を行いました。この期間中、聴覚障がいがあるPekoeメンバーが臨時でカウンターに座り、窓口業務を担当しました。

透明ディスプレイを使うことで、お互いの話の内容が見えるため、相談に来た方も自然と正しく内容が伝わっているか確認しながら話してくれました。相手にも音声認識の間違いが見えることで言い直してくれるなど正しく伝えようとする姿勢が感じられました。

相手の方がマスクをしていて口の動きが見えなくても、ディスプレイの文字を見てすぐにコミュニケーションができました。

2日間で多くの方が窓口に来てくださり、そのうち29人がアンケートに答えてくれました。「コミュニケーションはスムーズでしたか」という設問には全員が「非常にスムーズ」「スムーズ」と回答し、聴覚障がい者との会話に効果があるとわかりました。

「違和感なく普通にコミュニケーションできました」
「ストレスなくコミュニケーションできると思いました」
「相手が耳の不自由な方の場合でも意思疎通がはかれた」
といった意見がありましたが、 「間違って変換されることが度々あった」 という意見もありました。誤認識については、透明ディスプレイでお互いに見えることで間違いに気づき、言い直してもらうことで解決したシーンもありました。透明ディスプレイならではのメリットだと思いました。
透明ディスプレイなのでどこからでも見えるため、 「今何を話しているの?」「今何を聞いているの?」といった疎外感を感じないですむのは非常に良いという意見もありました。
「耳の不自由な方でもこの透明ディスプレイがあれば職種を広げて活躍できると思った」
という意見もあり、私自身、聞こえないので受付の仕事はできないと思っていましたが、今回の実証実験を通して、受付の仕事もできると確信でき、職種を広げて活躍できる可能性を感じました。
このように、Pekoeは他のツールとも組み合わせながら、誰もが平等に働ける環境の実現に向けて、さらに取り組みを進めていきます。
■Pekoe公式サイト
https://pekoe.ricoh