2022年11月11日、株式会社リコー先端技術研究所主催のWebセミナーにて【会話をリアルタイムにテキスト化!聴覚障がい者とのコミュニケーションをサポートする ~“Pekoe(ペコ)”~】と題して社外のお客様向けに説明を行いました。説明はPekoeのセミナー講師を務める小野と開発チームの木村が担当しました。

今回のセミナーでは、聴覚障がいの基礎知識から聴覚障がい者の困りごとといった基本的な知識、実際に現場で起きた困りごとに対しての解決アプローチなどを小野が落ち着いたトークで説明しました。セミナー会場も雑音などが少ない環境でPekoeの音声認識もほぼ誤認識がない状態で字幕表示しながら内容をお伝えすることができました。
セミナー内容
1. Pekoeの生い立ち
2. 社内での困りごと
3. Pekoeの機能のご紹介
- 簡単起動で遠隔会議の音声をリアルタイムに文字化できる
- 資料と音声認識した文字を同じ画面で表示できる
- 変換結果の修正や双方向のコミュニケーションができる
- 会議録としてみんなで活用できる
4. 定着支援セミナーのご紹介
5. 社内のPekoe実践事例
- 営業業務の朝礼での活用事例
- 同僚のサポートにより希望の職種で活躍できるようになった事例
- 周囲の協力で、より積極的に業務に取り組むようになった事例
6. 質疑応答
セミナー後の質疑応答では、Pekoeに興味を持っていただき質問時間で答えきれないほどのご質問を頂きました。一部ですが質問を紹介いたします。

Q. 職場での会話/研修中のグループ討議でPekoeを利用するには何が必要でしょうか?
A. マイクとスピーカーがあれば利用できます。マイクはピンマイクやスピーカーフォンなど市販の製品をお使い下さい。4人程度の会議の場合、1つのスピーカーフォンでPekoeを問題なく利用できると思います。6~8人程度の会議の場合、マイクから遠い位置に座っている方の声をマイクが拾えないこともあります。その時は、マイクを回すなどして近くで話していただくとより快適に音声認識することができます。
Q. カメラで双方の顔を写すことができますか?
A. ご利用されているオンライン会議ツールにてカメラONで会議をすることで双方の顔を写すことが可能です。Pekoeは音声認識して会話をテキスト表示するアプリとなります。そのため、オンライン会議ツールには左右されずPekoeをお使いいただけます。また、画面共有にPekoeも含めることで顔を写しながら音声テキストを表示できます。
Q. Pekoeの音声認識テキストを修正してみたいです
A. 本日はライブ配信という形をとっておりますので、実際に操作して体験いただくことできませんが、後日個別にデモさせていただくことは可能でございます。お気軽にお声掛けください。また、個人でダウンロードしてお試しいただくこともできます。
参加くださった皆様のご感想
「セミナーを視聴するまで、他の文字起こし等のツールと何が異なるのかがよく分かっていなかったのですが、聴覚障害を抱えた方向けの想いのつまったコミュニケーションツールだと理解しました。」
「このツールをご本人と周りの方が一緒に協力しながら使用することで、相互理解を助け、これまでよりも密なコミュニケーションが取れるようになると分かりました。」
「心温まる事例がとても共感できました。誰もが、躊躇なく、発信できる環境は重要だと認識できました。」
ご質問ならびにご感想を頂いた皆様ありがとうございました。何か気になる点があればぜひお気軽にご連絡頂ければ幸いです。
引き続き、聴覚障がいをお持ちの方も、リアルタイムに情報を得て、自分の仕事やスキルアップにつなげていけるよう、皆様に使っていただけるサービスを目指していきます。
Pekoeは無料でお試しいただけます。
ぜひみなさまもトライアルをご検討ください。
Pekoe公式ホームページ
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※この記事では、聴覚障害ではなく聴覚障がい表記に統一しています。