2023年6月26日 リコー本社にて、Pekoeチームと筑波技術大学のインターンキックオフが開催され、筑波技術大学 産業技術学部 産業情報学科 渡辺 知恵美 准教授と聴覚障害をもつ学生4人がお越しくださいました。
このインターンシップは「聴覚障害をもつ理系学生が参加できるインターンシップが少なく社会経験を満足にさせてあげられない」という相談を受けて始まった試みです。渡辺先生と学生に満足な経験を提供できるのかなど話し合いインターンシップを実施することになりました。
とても濃密なコミュニケーションができたと感じたので、キックオフ当日の内容をお話したいと思います。当日は、学生のみなさんがPekoeに対して感じたことと提案する機能を発表してくださいました。
Pekoeを使った会議の様子

学生の皆さんからの感想
Pekoeのいいところ
①チャットしやすい
聴覚障害者は、聴者から話を受け取る+聴者に話を伝えるという行為をする。今までの音声認識は、聴者から話を受け取るのみに焦点を当てていた。チャットしやすいことで、聴者に話を伝えるハードルが低くなった。
②誰でも修正しやすい
誰でも修正しやすい=修正スピードが上がることで、聴覚障害者がいち早く正確に情報を受け取れる。
Pekoeのなおしたいところ
①聴覚障害者、聴者ともに状況把握が十分にできない
聴者が聴覚障害者の発信に気づかないまま遮ってしまう。チャット入力中に聴者が会話を始めてしまう。
②誰が話したかすぐに判別したい
誰が発言したものかをすぐに判別できない。判別することに負荷がかかるのは、望ましくない。
大切にしたいこと
すべての人が同量同質の情報にアクセスできるのみならず、情報発信ができるようになること
①情報のカタチを人にあわせる
②格差/差別をなくす
③情報の発信を保障する

これらを踏まえながらインターンシップで作ろうと検討した機能の提案を頂きました。議論した結果、最後に渡辺先生が「学校で議論した意見と今日でた意見が全く違うね!」と学生に驚きを共有されていました。情報を伝える人、情報を受け取る人、情報を受け取って返答する人といったさまざまな立場で考えるきっかけになったのではないでしょうか。

学生のみなさま、ありがとうございました!情報の発信について盛り込まれていることに当事者の思いを感じました。また、聴覚障がい者からの情報発信はPekoeが目指す姿でもあります。この思いを共にできていることがとても嬉しいです。そして、質の高い提案に加え、堂々と発表される姿にも頼もしさを感じました。これから約半年間よろしくお願いします!
■筑波技術大学
https://www.tsukuba-tech.ac.jp/
■Pekoe公式サイト
https://pekoe.ricoh/