聴覚障害者との会議を支援するツールやアプリは?無料でも始められコミュニケーションが円滑に!

聴覚障害者はコミュニケーションが難しいケースが多く、会議に参加した場合などには、内容が理解できないなどの問題があります。
また、聴覚障害者ではない会議の参加者としても、発言内容が伝わっているかどうか不安に思うかもしれません。
このような問題を解消するために、聴覚障害者との会議を支援するツールが存在します。
この記事では、この支援ツールについてご紹介します。
\聴覚障がい者向け音声認識ツール/
目次
聴覚障害者との会議を支援するツールがある?
聴覚障害者は耳が聞こえない・聞こえにくいため、会議での発言内容が理解できないなどの問題があります。
また、その他の参加者にとっても、聴覚障害のある参加者に発言内容が伝わっていないのではないかと不安に思ったり、内容が理解できているか確認する必要があるなど、会議の進行がスムーズにいかないことがあります。
このような問題を解消するために、すでにさまざまな支援ツールがリリースされていて、これらのツールを導入することで、聴覚障害者が参加している会議をスムーズに進行させることが可能です。
支援ツールを使用することで、音声をリアルタイムで文字に変換し可視化するなど、聴覚障害があっても会議の内容を理解しやすくできます。
また、他の参加者にも音声が可視化されることで、聞き逃した場合や議事録を作成する際に便利などのメリットがあります。
聴覚障害者との会議におすすめのツール6選

ここでは、聴覚障害者との会議におすすめのツールを6つご紹介します。
- こえとら
- YYProbe
- UDトーク
- Zoom
- LiveTalk
- Pekoe
各ツールの特徴などについて解説しますので、参考にしてみてください。
こえとら
「こえとら」とは、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発した無料で利用できる音声文字変換アプリです。
聴覚障害者と聴者とのコミュニケーションを支援するためのアプリで、音声と文字の相互変換ができます。
先進的な音声認識技術を採用しているのが特徴で、日常会話における単語やフレーズを正確に認識して、文字に変換することが可能です。
また、音声合成技術により、文字を自然な音声に変換することもできます。
これにより、聴覚障害者が入力した文字を聞き取りやすい音声として伝えることが可能です。
他にも、絵を描いて伝える機能や、地図にピンをさして伝える機能などの支援機能も搭載されています。
参考記事:聴覚障がい者等支援アプリ「こえとら」
YYProbe
「YYProbe」は、音声認識技術で音声を可視化することができるツールです。
音声の可視化だけでなく、音を繰り返し録り貯めることでデータベースを構築したり、分析をすることができるのが特徴です。
YYProbeの機能としては、音声認識技術で会話をリアルタイムで文字化する機能や、撮影した画像や資料を投稿したり、資料をスキャンすることもできます。
また、笑い声も認識して表示でき、その場の雰囲気も伝えることができます。
文字化した情報は蓄積されるため、会議内容を後から見直したり、過去の会話内容を検索することも可能です。
参考記事:リアルタイム音声認識アプリYYProbe
UDトーク
「UDトーク」は、音声認識技術を使って音声を文字化するツールです。
会話内容を文字化できるため、聴覚障害者とのコミュニケーションのサポートとして使うことができます。
また、外国人とのコミュニケーションにも活用できる多言語翻訳機能も搭載されています。
入力は音声だけでなく、キーボードや手書きにも対応しているため、さまざまな場面で利用可能です。
文字化した情報は保存ができ、会議の議事録作成のサポートツールとしても使えます。
他にも、学習レベルに応じた漢字の使用制限の設定ができるため、お子さんとのコミュニケーションにも使うことができます。
参考記事:UDトーク
Zoom
「Zoom」は、オンライン会議などをおこなうためのツールです。
近年増加しているテレワークなどで多く使われていて、利用者が多いのが特徴です。
Zoomは基本的には映像と音声を送受信するためのツールですが、音声をリアルタイムで文字化する文字起こし機能が搭載されています。
そのため、聴覚障害者とのコミュニケーションのサポートツールとしても活用できます。
参考記事:Zoom
Zoomの文字起こし機能を使うことで、他の音声文字変換ツールと同様の機能が使え、別途ツールを用意する必要がないため便利です。
Zoomの文字起こし機能の詳細や設定方法などについては、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:Zoomの文字起こしは日本語でできる?機能や設定方法・注意点もわかりやすく解説!
LiveTalk
「LiveTalk」は、音声認識技術で音声をリアルタイムで文字化できるツールです。
LiveTalkは音声を文字化するだけでなく、変換した情報をオンラインで共有できるようになっています。
そのため、オンライン会議などで導入すると便利です。
また、音声での入力以外にも、キーボードでの入力やスタンプ入力、あらかじめ登録しておいた定型文を入力するなど、スピーディーに発言することができます。
他にも、自動翻訳機能が搭載されているため、外国人とのコミュニケーションにも活用できます。
参考記事:FUJITSU Software LiveTalk – 富士通
Pekoe
「Pekoe(ペコ)」は、リコーグループが開発した聴覚障害者向けのコミュニケーションツールです。
Pekoeは、対面でもオンラインでも利用できるツールで、会話を音声認識してリアルタイムで文字化することができます。
聴覚障害者とスムーズにコミュニケーションがとれるようになるため、手話などが使えない場合でも手軽に使用することができます。
音声の文字化では誤変換が起こることがありますが、その場で修正したりオンラインで共有することで修正作業に参加することも可能です。
無料でのトライアルも用意されているため、興味がある方は気軽にお問い合わせください。
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聴覚障害者がコミュニケーションで抱えやすい悩みとは?
聴覚障害者は、耳が聞こえない・聞こえにくいことから、コミュニケーションにおいてさまざまな悩みを抱えています。
- 誤解が生まれやすい
- 会議の内容が理解できずついていけない
- 何度も聞き返して相手に負担をかけてしまう
- 映像資料の音声内容がわからない
以上の項目について解説しますので、参考にしてみてください。
誤解が生まれやすい
聴覚障害者が相手との会話内容を理解できていなかったり、うまく聞き取れないことで内容を間違って理解してしまうなど、誤解が生まれやすいという問題があります。
この間違いに気付けない状態でそのまま会話を続けてしまうと、相手との会話がかみ合わなくなってしまいます。
また、聴覚障害者側が会話で誤解が生まれやすいと理解し、注意していた場合でも、誤解が生まれなくなるわけではありません。
相手側としても、聴覚障害者には会話の内容がうまく伝わらないことがあるという認識がなければ、さらに誤解が生まれやすくなってしまいます。
会議の内容が理解できずついていけない
1対1の会話や、発言者が決まっている場合であれば、聴覚障害者でも相手の口の動きを読むなどして内容を理解できる場合があります。
ただ、複数人が同時に発言したり、発言者が頻繁に入れ替わるような場合は、誰がどのような内容の話をしているのかわからなくなることが多いようです。
オンライン会議やオンライン授業では、発言者がわかりにくいため、この状況がよく発生してしまいます。
発言者がわかった場合でも、常に注意を向けていると疲れてしまい、会議の内容が理解できずについていけないという状況につながります。
何度も聞き返して相手に負担をかけてしまう
聴覚障害者は会話の内容が理解できないことがあるため、相手にもう一度発言してもらうよう聞き返すことが多くなります。
これを何度も繰り返していると、相手に負担をかけてしまいます。
また、人によっては聞き返されるのを面倒に感じてしまい、不安を覚えるかもしれません。
相手が丁寧に対応してくれた場合でも、聴覚障害者としては何度も聞き返していることに罪悪感を覚えてしまう傾向があります。
そのため、相手に負担をかけたくないという考えから、聞き取れない場合でもそのままにしてしまうこともあります。
映像資料の音声内容がわからない
会議などでは内容の理解を促進するために、映像資料を活用する場合があります。
音声が字幕表示されていない映像の場合は、聞き取れなかったとしても、聞き返すことができないため、内容が理解できないままになるかもしれません。
このように、聴覚障害者はコミュニケーションでさまざまな悩みを抱えています。
これらの悩みを解決するものに「コミュニケーションバリアフリー」があります。
これは、普段の生活の中でできて当たり前と思われていることができない障害者のために、どういったことがバリアとなっているのかを考えて取り除き、不自由なく生活が送れるようにしようというものです。
コミュニケーションバリアフリーについては、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:コミュニケーションバリアフリーとは?聴覚障がい者の悩み・困りごとに寄り添える具体例も紹介!
どんなシーンでも使いやすい無料の音声文字変換アプリもある?

聴覚障害者の支援ツールとしては、音声を文字に変換するものが有効的です。
特にリアルタイムで音声を文字に変換できれば、普段の会話だけでなく、複数人が発言することが多い会議などで役立ちます。
また、音声を文字に変換することは、聴覚障害者以外の人にとっても、聞き逃した際や後から確認する場合などに便利です。
現在では、さまざまな音声文字変換アプリがリリースされていて、なかには無料で利用できるものもあります。
聴覚障害者向けの音声文字変換アプリの詳細については、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:聴覚障害者向けの音声文字変換アプリ【無料】をご紹介!チームのコミュニケーションにもおすすめ!
聴覚障害者の面接の場合にできる配慮は?
面接の場面においても、聴覚障害者への配慮が必要です。
聴覚障害者は会話内容が理解できない場合があるため、文字の資料やコミュニケーションをとりやすくするためのサポートツールなどが必要になります。
また、聴覚障害の程度や内容によっては、できる仕事内容に制限があるかもしれません。
そのため、障害に関する詳細や、仕事内容が遂行可能かどうかについても確認しましょう。
聴覚障害者の面接でできる配慮については、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:聴覚障害者の面接で企業ができる配慮は?必要な準備や質問内容もまとめて紹介!
また、聴覚障害者とのコミュニケーションの支援ツールとして「Pekoe」を紹介しましたが、このツールは聴覚障害者との面接でも活用できます。
Pekoeについて興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。
\聴覚障がい者向け音声認識ツール/
まとめ
ここまで、聴覚障害者との会議を支援するツール・アプリについてご紹介しました。
聴覚障害者は音声での会話を理解することが難しいケースがあり、特に会議などの複数人が会話する場合はより困難になります。
このような問題を解消するために、さまざまなツール・アプリがリリースされています。
ツールとしては音声を文字に変換することで可視化するものが多く、会話を文字で認識できるため、聴覚障害者とのコミュニケーションに便利です。
支援ツールにはさまざまな種類があり特徴が異なるため、使用する環境に適したものを試してみてください。
