文字起こしの報酬の相場はどのくらい?依頼する場合の注意点やアルバイト求人の探し方も徹底解説!

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文字起こしの相場をイメージした画像

会議やインタビューを効率的に記録するには文字起こしサービスがおすすめです。

これまで文字起こしサービスを利用したことのない方のなかには、

「品質のよい文字起こしはどこに依頼したらいいのか、相場はどのくらいか?」

などの疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

そこで本記事では、文字起こしの報酬の相場や依頼する場合の注意点を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

文字起こし・テープ起こしの必要性やメリットとは?

文字起こしやテープ起こしは、会議の議事録やインタビュー記事の作成で利用できます。

このほかにも、商談の会話や打ち合わせを録音して、文書化しておくことで、社内での情報共有やお客さまとのやり取りで相違を減らすこともできるでしょう。

文字起こしは単なる議事録としての使い方以外にも、さまざまな活用法があります。

例えば、日本語を英語に翻訳して海外向けの資料を作成したり、動画に字幕をつけることで聴覚障がい者の方にもわかりやすい映像を作ることができます。

音源を聞きながら文字に起こす作業は、専門知識や経験のない社員でもできますが、不慣れな作業には多くの時間が必要で、10分のテープ起こしに1時間以上かかるといわれています。

時間を有効に活用し、ミスなく質のいい文章を作成するには、外注でプロにお任せするのも選択肢のひとつです。

ここからは、文字起こしサービスについて、業者に依頼する際のポイントや相場、便利なツールをご紹介します。

文字起こしの報酬の相場はどのくらい?

外注する際の文字起こしの報酬や相場は以下のポイントを参考にするといいでしょう。

  • 1分あたりの報酬の相場
  • 1文字あたりの報酬の相場
  • 仕上げ品質による報酬の違い
  • 専門性や期日がある場合

文字起こしを依頼するときには、事前に業者と内容を相談しておかないと、期待とは違う成果物が納品されてしまうこともあります。

正確な文字起こしをするためにも、相場や仕上げ方法を事前に確認しておくことが大切です。

1分あたりの報酬の相場

録音時間で文字起こしを見積もる場合、「〇分あたり〇〇円」のように計算されることが多く、録音データが長くなればなるほど価格が上がります。

1分あたりの報酬の相場は、200円〜300円が標準的で、インタビューやスピーチ記事におすすめです。

専門的な内容がなければ、データの受け取りから納品まで2〜3営業日がかかるとされています。

1文字あたりの報酬の相場

文字起こし後の文字数をカウントして見積もる場合、1文字あたりの報酬の相場は1円が一般的です。

文字数は音声の内容によって変わってくるので、実際に費用がいくらかかるのかは納品するまでわからないことになります。

会話の間が長いインタビュー音声や、ゆっくり話す人の講演会では、文字数で料金を決める業者に依頼するといいでしょう。

仕上げ品質による報酬の違い

文字起こしは、文字数や時間で費用が変わってきますが、仕上げ品質による報酬の違いもあります。

できあがった文章が見やすく使いやすいかどうかも大切なポイントです。

そのため、会話のなかに「うんうん」「あー」「えっと」などが入ったり、言い間違えた内容は削除して仕上げてもらうのがいいでしょう。

この他にも、「です・ます調」に統一して、丁寧な文章に書き換えることも可能です。

このように、仕上げの品質を指定することで、修正や加筆をせず、文章をそのまま使用することができます。

仕上げ方は複数あり、通常価格にオプションとして追加料金がかかることが多いので、予算や用途に合わせて選んでみてください。

専門性や期日がある場合

文字起こしは、専門性や期日でも費用が変わってきます。

納品までの日数は業者によって異なりますが、1時間の音声データの文字起こしであれば、通常は2〜3営業日に設定されています。

専門的な内容が含まれたり、外国語の文字起こしでは、知識のあるライターが作業をするので、通常よりもさらに時間がかかることが多いです。

期日がある場合は、割り増し料金を支払うことで納期を短縮できますが、早めにスケジュールを立てて依頼するようにしましょう。

文字起こしを依頼する際に注意するポイント

文字起こしのポイントをイメージした画像

文字起こしを依頼する際には以下の4つのポイントにご注意ください。

  • 適切な業者を選ぶ
  • 事前の打ち合わせを怠らない
  • 聞きやすい音源を用意する
  • セキュリティー対策をする

できあがった文章やセキュリティーなど、事前に打ち合わせをしておくことで納品後のトラブルを防ぐことができます。

それぞれのポイントを詳しく解説していきます。

適切な業者を選ぶ

文字起こしの業者にはそれぞれ得意分野があるので、目的にあった適切な業者を選ぶことが大切です。

例えば、医療系の講演会では専門用語が多く出てくるので、その分野に関するノウハウを持ってる業者であれば、より正確な文章を作成してもらえることでしょう。

単価が高額であれば、品質の高さが見込めるというわけでもありません。

注文を受けてから、専門業者やフリーの業者に外注してマージンを取っている業者も存在します。

業者選びでは、これまでの業務実績を参考にしてみるのもおすすめです。

事前の打ち合わせを怠らない

業者に依頼する際には、細かいところまで事前の打ち合わせを怠らないことも大切です。

仕上げの方法は、どのような文章を希望しているかを細かく伝えることを心がけてください。

例えば、英数字が全角なのか半角なのかの指定、漢字の閉じ開きの具合、聞き取れなかった部分の対処などを細かく打ち合わせておくことで、納品されたデータがより使いやすくなります。

専門用語が多く使われている場合、正確に文字起こしできない可能性が高いです。

資料やデータをもとに会話をしている場面は、音声だけでは細かい内容を理解するのは難しいかもしれません。

専門用語集や会議内で使われた資料を、音声データと一緒に業者へ共有しておくことで、完成データの品質向上につながります。

意図どおりに書き起こしてもらうポイントは、事前の打ち合わせで、細かい部分まで業者と共通認識のすり合わせをすることです。

聞きやすい音源を用意する

業者に送る際には、なるべく聞きやすい音源を用意するようにしましょう。

聞き取れなかったり、不明な部分がある場合に、どのように対応するかは業者によって異なります。

聞き取った音をそのまま書き起こしたり、聞き取れなかった旨だけメモ書きされたりと対応はさまざまです。

業者によっては、文字起こしが不可能な部分を自分で修正する必要があるので手間がかかってしまいます。

音声を録る際には、マイクを利用したり、事前にテストをして、よりよい音源を用意することが大切です。

セキュリティー対策をする

依頼する際にはセキュリティー対策も忘れてはいけません。

機密事項が外部に流出するリスクを考えて、業者とは秘密保持の誓約書などを交わす必要があります。

依頼する業者もプロとして仕事をおこなっているため、細心の注意をはらって作業をしますが、それでも万が一の場合があります。

費用面だけで判断せず、信頼できる適切な業者を選ぶようにしましょう。

文字起こしを依頼する際に知っておきたい5つの専門用語

文字起こしを依頼する際の専門用語も確認しておきましょう。

よく聞く用語は以下の5つです

  • ケバ取り
  • 素起こし
  • 整文仕上げ
  • くろまる
  • ゲタ

業者とやり取りをする際にこのような用語が欠かせないので、詳しく解説していきます。

ケバ取り

話し言葉にふくまれてしまう口癖、言いよどみ、言い直し、相づちなどを取り除く文字起こしの仕上げを「ケバ取り」といいます。

「あのー」「えー」「ああ」「〜ね」「〜よ」は文脈上、意味を持たない言葉です。

話しているときには気にならない言葉も、文章にすると読みづらさを感じます。

文字起こしでは、書き言葉としてわかりやすい文章に表現してくれますが、文章の修正をしたり加筆をしたりしてくれるわけではありません。

ケバ取りすることで、文章がすっきり読みやすくなります。

インタビューや対談、講義や講演などの録音データを文章にしておきたい場合は、ケバ取りを依頼するのがいいでしょう。

素起こし

音声データを一字一句正確に書き起こしてくれるのが「素起こし」で、「丸起こし」「べた起こし」「完全逐語訳」などと呼ばれることもあります。

「あのー」「えー」など、特に意味を持たない言葉や言い間違い、単語が重複している場合も、すべて文字に起こします。

文章として読んでみると読みづらさはありますが、話がおこなわれている場がどんな雰囲気だったのかは伝わりやすくなります。

素起こしでおこなった文字起こしの文章は、正確な記録や高い証拠性が求められるカウンセリング、研究、裁判証拠、会話分析などで使われることが多いです。

整文仕上げ

ケバ取りをしたうえで、さらに書き言葉として文章を整えてくれるのが「整文仕上げ」です。

文体を「です・ます調」などに統一することもでき、文章全体としての表記を整えます。

さらに、助詞を加えたり、話し言葉にありがちな抜き表現を修正して、美しく正しい書き言葉の文章に仕上げます。

Web公開や会報などの印刷物、閲覧資料など、読みやすさを重視する場合に用いられることが多いです。

整文仕上げは、文章をリライトする高度なスキルが必要となるため、経験豊富なライターが担当する可能性が高く、納期や費用は通常よりもかかることがあるので事前に確認しておくといいでしょう。

くろまる

録音状態によって、どうしても聞き取れない単語や短い文は、「くろまる」と呼ばれる記号(●)で表します。

この表記の方法は業者によって異なり、「くろまる」のほかに、長い文章の場合は「聞き取り不能」「*(アスタリスク)」などで表すこともあります。

表示の仕様がすでに自社で決まっている場合には、発注の際に業者にその旨を伝えて、原稿に反映してもらうようにするとよいでしょう。

録音機器の性能の向上によって、会議やインタビュー、講演など、さまざまな条件下でも録音の精度は近年さらに上昇しています。

しかし、参加している人の数や話し方、録音された場所の状況などによっては、聞き取れない部分が出てくる場合もあるので、事前に確認してキレイな音源を用意することも大切です。

ゲタ

納品された文章データに、「ゲタ」と呼ばれる記号(〓)で表されていることがあります。

専門的用語や関係者でしか理解できない単語などが出てきたり、言葉は聞き取れても、どうしても漢字などが確定できない単語や文章が発生する場合があります。

このように、わからなかった箇所はゲタで表記されることがあるので、特定しにくい専門用語や間違った漢字をあてやすい単語は、あらかじめ単語集として業者に渡しておくといいでしょう。

文字起こしの仕事は初心者でもできる?

文字起こし初心者をイメージした画像

音声データを聞き、パソコンで内容を打ち込んでいく文字起こしの仕事は初心者でもできます。

基本作業は、スマートフォンやレコーダーなどで録音された音声データを聞きながら、パソコンに入力してテキスト化する仕事です。

文字起こしはシンプルな作業ですが、タイピングの精度やスピードなどによって大きな差が生まれます。

複数人での会話音声などを聞き取るのは難しい作業で、誰がどのような発言をしたのかがわかるようにテキスト化するには高い集中力を要します。

納期を守り正確に変換することが大切ですが、時間や文字数で単価が決まっているため、仕上げるスピードも重要です。

文字起こしを副業でやってみたい方や興味のある方は以下の記事も参考にしてみてください。

関連記事:文字起こしの副業は初心者でも稼げる?収入や必要な準備などもわかりやすく解説!

在宅や副業OK!文字起こしアルバイトの報酬はどのくらい?

在宅でできる文字起こしは副業やアルバイトでも人気があります。

文字起こしは時給制のアルバイトではなく、出来高制・報酬制の業務委託の仕事が多いです。

報酬は、音源の長さや文字単価で決まることが多く、仕上げ方や納期、専門性の有無によって変わります。

10分前後の比較的短い音声は文字単価形式が多く、1文字0.5円〜1円程度が相場です。

会議やインタビューのほかにも、TikTokやYouTubeなど、文字起こしの仕事は今後もさらに増えるでしょう。

1分程度のショート動画の文字起こしは、5本・10本などまとまった本数での依頼が多く、未経験者でもできる案件もあります。

経験者を重視する案件は、インタビューや講演など30分〜60分程度の長めの動画に多く、1分あたり60円〜100円程度です。

専門用語の理解が必要な動画や納期が短い案件では、より高単価な報酬が期待できます。

文字起こしの求人の探し方

文字起こしの求人の探し方は、これまでの経験や自分に合った働き方で選ぶのがいいでしょう。

経験者やスキルのある方は、ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングでの業務委託がおすすめです。

業者に属するよりも仲介手数料が安いことが多く、自由度も高くストレスフリーなので、ある程度スキルがある方は挑戦してみてください。

文字起こしの業者の求人に応募して、パートやアルバイトとして働くこともできます。

業務委託で仕事を探す場合と比べて、受注頻度が安定的で、仕事の進め方やアドバイスをもらえるのがメリットです。

業者によっては無料でスキルアップできるチャンスがあるので、まだスキルに自信がない、収入を安定させたい方におすすめの働き方です。

文字起こしで活用できるアプリがある?

文字起こしで活用できるアプリも数多くあります。

スマートフォンやパソコンで使用するのが一般的ですが、Webブラウザでの利用も可能です。

文字起こしアプリを使用すれば、文字起こし作業や議事録作成の負担やコストを大幅に軽減できます。

近年リリースされている文字起こしアプリは高精度な文字認識を搭載しているものが多く、正確な書類の作成ができるので、使う目的や精度、予算に合わせて選ぶといいでしょう。

以下の記事では、活用シーンに合わせたおすすめのアプリをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:【無料】文字起こしアプリおすすめ16選!選び方や活用シーンも徹底解説!

文字起こしはAIでもできる?

文字起こしはAIを使用しておこなうこともできます。

AIモデルは音声をテキストに変換する能力をもっているため、自動的に音声データを解析し、その内容を文字に起こすことが可能です。

動画やボイスレコーダーからもAIで文字起こしができるので、会議や打ち合わせなどをボイスレコーダーに録音しておけば、テキスト化できます。

おすすめの文字起こしAIツールは、以下の記事でご確認ください。

関連記事:文字起こしAIツールおすすめ6選!無料ツールの活用方法や作業時間短縮のコツを解説!

文字起こしAIやアプリは、会議の議事録や資料を作成したり、翻訳機能としても活用できます。

シーンや用途に合わせてツールを活用すると、手作業よりも効率がよく、精度も高い文字起こしが期待できます。

\聴覚障がい者向け音声認識ツール/

まとめ

今回の記事では、文字起こしの報酬や相場を詳しく解説しました。

文字起こしは業者に依頼することで、作業時間を大幅に短縮して正確な文章を作成できます。

依頼する際には、文字数や録音データの時間、納期や専門性の有無などによって単価や報酬が変わってきます。

便利なアプリやAIツールもあるので、予算や精度、使う目的によって選ぶといいでしょう。

おすすめのアプリやツールなど、ぜひ参考にしてみてください。