【無料】文字起こしアプリおすすめ16選!選び方や活用シーンも徹底解説!
文字起こしとは、スマートフォンやレコーダー等で録音した会議や講演会、インタビューなどの音声を文字化する作業のことです。
文字起こしアプリを使用すれば、メモをとったり何度も音声データを聞き直さなければならないなどの面倒な工程がいらず、議事録の作成など文字起こしの作業効率がグンと上がります。
「文字起こしアプリを使用したいけれど、アプリの種類が多くあり、どれを選べばよいのかわからない」
とお困りになっていませんか?
本記事では、無料のおすすめ文字起こしアプリ16選と、選び方や活用シーンも詳しく解説するので、効率的に資料を作成したいという方はぜひ最後までご覧ください。
目次
文字起こしを簡単にできるアプリがある?
手書きやパソコン、タブレットなどのキーボードを打って文字起こしの作業をしている方は多いのではないでしょうか。
しかし、これらの方法は細かい作業で時間もかかり、効率が悪くなってしまいます。
そんなときに利用してほしいのが、簡単に文字起こしができる専用のアプリです。
文字起こしアプリはAIの音声認識機能を利用し、ミーティングや打ち合わせなどの会話を自動的に文字化してくれるものです。
スマートフォンやパソコンで使用するのが一般的ですが、なかにはWebブラウザを通して利用できるものもあります。
文字起こしアプリを使用すれば、文字起こし作業や議事録作成の負担やコストを大幅に軽減できます。
「アプリって正確に文字起こししてくれるの?」
「誤変換が多そうで信用できない……」
と不安に思うかもしれませんが、近年開発された文字起こしアプリは高精度な文字認識を搭載しているものが多く、正確な書類の作成が可能です。
テレワークやリモートワークをされている方、記者、ライター、インタビュアーなどの仕事を効率化したい方、聴覚障がい者やそのパートナー、チームでのコミュニケーションを円滑にしたい方など、さまざまな方に文字起こしアプリをおすすめします。
文字起こしアプリと音声文字変換アプリの違いは?
文字起こしアプリと音声文字変換アプリは一見似ていますが、若干の違いがあります。
音声文字変換アプリは、AIアルゴリズムにより会話やインタビューなどの音声データをリアルタイムで自動的に文字変換します。
一方、文字起こしアプリは、主に録音されている音声データをテキストに変換するものです。
会話やインタビューなどの録音音声をテキスト化するのが主な目的で、録音された音声データをアプリにアップロードしてテキストに変換します。
文字起こしアプリは、ライターや翻訳家、研究者、記者などその場で音声変換をしたい職種の方に活用されることが多いです。
文字起こしアプリと音声文字変換アプリの違いは、下記の関連記事で詳しくご紹介しているので、こちらも併せてご覧ください。
関連記事:聴覚障害者向けの音声変換アプリ【無料】をご紹介!チームのコミュニケーションにおすすめ!
無料で使える文字起こしアプリ16選
ここでは、無料で使える文字起こしアプリ16選を一挙ご紹介します。
下記のように、デバイス別に使用できるアプリを並べました。
- スマートフォンでもパソコンでも使える文字起こしアプリ
- iPhoneでもAndroidでも使える文字起こしアプリ
- iPhoneで使える文字起こしアプリ
- Androidで使える文字起こしアプリ
- パソコンで使える文字起こしアプリ
課金しなくても、高精度や機能の充実したアプリはたくさんあります。
アプリごとに使用方法や特徴が異なるため、ご自身がお使いになっているデバイスで、自分に合うアプリを見つけてみてください。
スマートフォンでもパソコンでも使える文字起こしアプリ
スマートフォンでもパソコンでも使える文字起こしアプリは下記の3つです。
- Notta
- スマート書記
- Sloos
スマートフォンとパソコン両方で使用できるアプリは、屋外や社内、私用や公用など場所や用途を問わないため役に立ちます。
どちらのデバイスも使用する方は、アプリを両方にインストールしておけばデータの共有ができるので便利です。
Notta
Nottaは、約98%の高精度な音声認識とAI要約機能を使用した文字起こしアプリで、1時間の音声をたった5分とスピーディーな速さで文字起こしします。
会議やインタビューなどで生まれる多量の音声やテキストデータをAIが処理して、重要なポイントを抜粋してくれるのもうれしいポイントです。
また、翻訳機能も優れており、英語やフランス語などの文字起こしもできます。
使用ユーザーは累計200万人以上、導入企業は700社以上におよび、実績や信頼性も高いです。
Nottaの無料フリープランで利用できる機能の一部は、以下のとおりです。
- 文字起こし言語(104言語対応)
- デバイスの同期
- 画面収録
- 話者識別
無料版では文字起こしが5分、録音は3分と制限があるため、高精度の文字起こしを求める方は課金をしてみてもよいでしょう。
議事録をきれいに作成したい方、実績豊富なアプリを使用したい方におすすめです。
参考記事:Notta
スマート書記
スマート書記は、音声とAIを活用したAI議事録サービスで、大手企業を中心に約2,000社に導入されている実績のあるアプリです。
90%以上の高精度な自動文字起こしは作業を効率化させるだけでなく、会話とメモがスタンプで紐付けされているため振り返りも簡単です。
また、AIアシストは、議事録に必要な情報を自動的に要約し、重要事項のピックアップや清書作業もサポートしてくれます。
基本使用料は月に10,000円〜ですが、14日間の無料トライアルがあるので、興味のある方はまずはトライアルで機能を試してみてください。
スマート書記で利用できる機能の一部は、以下のとおりです。
- 録音
- 議事録エディタ
- 音声・動画のアップロード
- 用語登録
- フィラー除去
- 自動話者分離
- タイムスタンプ
- メール共有
- ダウンロード
- サマリー
最大20名までの発話が認識できるので、大人数での会議にもおすすめのアプリです。
参考記事:スマート書記
Sloos
Sloosは、話者ごとに音声認識をする自動文字起こしサービスで、他の文字起こしツールでは実現できなかった話者の特定ができるのが特徴です。
独自の技術により、喋り方の癖などを含めた個人毎の辞書モデルの作成や、話者に合わせて辞書モデルの切り替えができます。
マイク1台で10人の声を認識できるためZoomやMicrosoft Teamsなどでのオンライン会議との併用も可能です。
さらに、ミーティングや会議をリアルタイムで追え、正確かつスピーディーに議事録の作成ができます。
Sloosの無料フリープランで利用できる機能の一部は、以下のとおりです。
- 話者の事後登録
- リアルタイムテキスト編集
- 個人ごとの辞書モデル作成
大人数で会議やミーティングをする場合におすすめのアプリです。
参考記事:Sloos
iPhoneでもAndroidでも使える文字起こしアプリ
iPhone、Android、どちらでも使える文字起こしアプリは下記の3つです。
- Speechy Lite
- AutoMemoアプリ
- Google翻訳
主にスマートフォンでアプリを使用したい方は、これらのアプリがおすすめです。
Speechy Lite
Speechy Liteは、音声をリアルタイムでテキストに自動変換してくれるアプリです。
喋った言葉がその場で文字化するので、会議以外にも旅行や道案内の際に便利です。
無料版は、録音回数が10回までと制限があるため注意が必要ですが、問題なく使用できます。
プロ版のSpeechyでは、回数制限がなくなる以外に、テキストのひらがな・カタカナへの自由変換も可能です。
翻訳した言葉の音声再生もでき、外国語を勉強している方にも向いています。
プロ版は月額960円の料金が発生するので、文字起こしに使用するのであれば、まずは無料版のSpeechy Liteを利用してみるとよいでしょう。
Speechy Liteの無料プランで利用できる機能の一部は、以下のとおりです。
- リアルタイム文字起こし
- ファイルインポート文字起こし
- 翻訳機能
- 共有機能
- 無制限の保存
シンプルで使いやすいアプリを使用したい方に、ぴったりのアプリです。
参考記事:Speechy Lite
AutoMemoアプリ
AutoMemoアプリは、録音から文字起こしまでが一度にできるボイスレコーダーアプリです。
Webアプリの「オートメモHome」と自動連携しているため、文字起こしデータの編集や共有も簡単におこなえます。
対面だけでなく、ZoomやMicrosoft Teamsなどのオンライン会議でも使用可能です。
文字起こしは72言語に対応しているため、海外の方との打ち合わせや、旅行先での現地の方との会話でも機能を発揮します。
文字起こしのデータをもとにピンポイントで録音データを再生できるため、何度も聞き直しながら必要な部分を探す手間も省けます。
お試しプランでは、月に1時間までの文字起こしが無料でおこなえます。
AutoMemoアプリのお試しプランで利用できる機能の一部は、以下のとおりです。
- 音声の録音、再生
- 音声ファイルの自動文字起こし
- ファイルの共有、検索
- オートメモHomeとの連携
1時間の音声ファイルがたった20分で文字起こしできる速さが魅力なので、短時間で文字起こしをしたい方におすすめのアプリです。
参考記事:AutoMemoアプリ
Google翻訳
Google翻訳は、Google LLCが開発した、入力したテキストを別の言語に翻訳するアプリです。
英語や中国語をはじめ、130以上と幅広い言語に対応しているのが特徴です。
また、テキストだけでなくカメラでの入力にも対応しており、外国語の新聞を読み取って外国の方とやりとりをするなどの実践的な場面で使用できます。
さらに、音声を認識して翻訳しながらの文字起こしも可能です。
テキスト入力、文書画像、音声のすべてを翻訳してくれるので、このアプリがあれば言語の壁を超えてコミュニケーションがとりやすくなります。
Web版とアプリがありますが、機能が充実しているアプリがおすすめです。
すべての機能が無料で使用できるので、ぜひダウンロードしてみてください。
Google翻訳で利用できる機能の一部は、以下のとおりです。
- テキスト入力翻訳
- 手書き入力翻訳
- 音声入力翻訳
- 会話モード機能
- リアルタイム・カメラ翻訳
- スキャン翻訳
- 写真読み込み翻訳
旅行やビジネスで多言語の翻訳が必要な方にぜひ使用してほしいアプリです。
参考記事:Google翻訳
iPhoneで使える文字起こしアプリ
iPhoneで使える文字起こしアプリは、下記の4つです。
- YY文字起こし
- Texter
- Group Transcribe
- ボイスレコーダー
iPhoneユーザーの方は、ぜひチェックしてみてください。
YY文字起こし
YY文字起こしは、いつでもどこでも誰とでも会話ができる、生活環境の可視化を目指したアプリです。
オノマトペ(自然の音や声などを擬音で抽象的に表現した語)や笑い声、拍手などの音をアニメーションで表示でき、オフラインでも使用可能です。
また、聴覚障がい者の生活をサポートする機能が充実しており、聞き取りづらい笑い声やちょっとした呟きなどもリアルタイムで文字に起こしてくれるので、聴覚障がい者も不自由なく周りとのコミュニケーションがとれるようになります。
画面を二分割にでき、向かい合っている相手とiPhone1台で簡単にやりとりができるのも魅力です。
すべての機能が無料となっており、アカウントを登録していなくてもすぐに使用できます。
YY文字起こしで利用できる機能の一部は、以下のとおりです。
- リアルタイム文字起こし
- 文字起こしのダウンロード
- データ編集
- データ検索
長時間の会議やインタビューを文字起こししたい方に、おすすめのアプリです。
参考記事:YY文字起こし
Texter
Texterは、最先端のAI音声認識技術を駆使した文字起こしアプリで、声やメディアファイルを迅速かつ正確にテキスト化します。
録音時間は無制限で、句読点や疑問符への変換もサポートしてくれます。
画像や動画からテキスト変換ができ、他のアプリやiCloud Drive、PDFなどからの文字起こしも可能です。
また、iPadやApple Watchとの連携もでき、Apple Watchでの録音再生やiPhoneやiPadとの音声ノートの共有にも対応しており、他のアプリを使用しながらTexterを稼働させることもできます。
Texterの無料のフリープランで利用できる機能の一部は、以下のとおりです。
- リアルタイム文字起こし(1分)
- 録音音声、動画文字起こし(短時間)
- 画像文字起こし(1日に3回)
- リアルタイム翻訳
より正確に文字起こしをおこないたい方や、Apple製品をお持ちの方におすすめのアプリです。
参考記事:Texter
Group Transcribe
Group Transcribeは、Microsoftが提供している文字起こしアプリで、特に会議やミーティングなどのシーンでの利用に特化しています。
小声も識別してくれるため、声の小さい話者であってもしっかりと文字起こしができます。
アカウント登録やパスワード認証が不要のため、誰でもすぐに始められるのも魅力です。
また、Group Transcribeではグループの作成ができるのが特徴で、
- QRコードの読み取り
- Bluetoothの接続
- 会議コードの入力
のいずれかの方法で会議に参加できます。
会議に参加したあとは、参加者それぞれのiPhoneに入力された音声が自動で文字起こしされ、共有の場面で確認が可能です。
グループの人数に制限はないため、大規模の会議などでも効果を発揮してくれます。
文字起こしは1回30分までと制限があるので、その点だけ注意しましょう。
Group Transcribeで利用できる機能の一部は、以下のとおりです。
- リアルタイム文字起こし
- 翻訳機能
- データの自動保存
複数人規模で会議をしたり、話者を正確に識別したい方におすすめのアプリです。
参考記事:Group Transcribe
ボイスレコーダー
ボイスレコーダーは、iOSデバイスで使用できるレコーダーアプリで、録音した音声をテキスト化する機能も充実しています。
ノイズキャンセリング機能も搭載されており、会議や授業などでもクリアな音声を録音できるのが魅力で、さらに録音したデータを編集できるのもうれしいポイントです。
ボイスレコーダーで利用できる機能の一部は、下記のとおりです。
- ノイズキャンセリング
- 文字起こし
- 録音しながら自分の声を聞く
- 録音後の音声の編集
- ファイル復元
- ファイル共有
文字だけでなく録音データのきれいな音質にもこだわりたい方におすすめのアプリです。
参考記事:ボイスレコーダー
Androidで使える文字起こしアプリ
Androidで使える文字起こしアプリは、下記の3つです。
- 音声メモ
- Speechnotes
- Otter
Androidユーザーの方は、ぜひチェックしてみてください。
音声メモ
音声メモは、音声認識を使用し、簡単なメモ・アイデアの録音やリマインダーの設定ができるアプリです。
音声入力メモなので長文は認識しづらいですが、サッと短文をメモとして残したい場面で活躍します。
音声入力後の編集や音声データをリマインダーに登録したり、データを「買い物」「会議」などカテゴリ別に分けたりとさまざまな機能があります。
タスクが多く、まとめるのが大変な方や、ちょっとしたメモを簡単に残したい方にも向いています。
音声メモで利用できる機能の一部は、以下のとおりです。
- Androidカレンダーへのメモ内容自動登録
- Gmail、Googleドライブ、Facebookなどのサービスとの連携
- タイムスタンプ機能
日々の思考や生活を整理し、生産性を向上させたい方におすすめのアプリです。
参考記事:音声メモ
Speechnotes
Speechnotesは、音声や録音データをリアルタイムでテキスト化する文字起こしアプリです。
多言語に対応しており、日常的な会話から議事録の作成まであらゆる場面で効率化してくれます。
起動後は難しい設定もなく、簡単なボタン操作で利用できるため、初心者でも安心して使用できます。
Speechnotesは他のアプリと比べて音声入力待機時間が長いので、マイクをONにしてから音声を入力するまでに時間がかかってしまった場合でもキャンセル状態にならず、何度も操作する手間が省けるのが特徴です。
Speechnotesの無料プランで利用できる機能の一部は、以下のとおりです。
- 無制限の文字起こし
- オンラインでの利用可
- 音声入力拡張機能
- 編集機能
普段デジタルデバイスを使用しない方や、会議やミーティングなど文字起こしが必要な場面が多い方におすすめです。
参考記事:Speechnotes
Otter
Otterは、アメリカの企業Otter.aiが開発した文字起こしツールで、英語での会議やインタビューの記録時など、英語の文字起こしに特化しています。
話者を識別するのも特徴のひとつで、話者ごとに声の周波数を認識し、複数の声を聞き分けることが可能です。
誰が何を発言したのかが一目でわかるので、議事録の作成の効率化につながります。
英語の音声をAIを駆使してテキスト化するツールのため、現在は日本語には対応していませんが、将来的に日本語を含む多言語の対応も目指しているとのことです。
無料プランは、月に600分まで利用ができ、コスパにも優れています。
Otterの無料プランで使用できる機能の一部は、以下のとおりです。
- 英語音声のリアルタイムでの文字起こし
- 声紋の判別
- 音声や議事録などの共有
- カレンダーと同期、タスク管理
- 録音後のデータ編集
- 聴覚障がい者や支援が必要な人へのサポート
ビジネスシーンで英語に触れる場面が多い方に、ぜひ利用してほしいアプリです。
参考記事:Otter
パソコンで使える文字起こしアプリ
パソコンで使える文字起こしアプリは、下記の3つです。
- toruno
- ユーザーローカル音声議事録システム
- 聴覚障がい者向け文字起こしアプリ「Pekoe」
主にパソコンで文字起こしを利用したいという方は、ぜひチェックしてみてください。
toruno
torunoは、会議の音声を文字起こししてくれるリコーグループのツールです。
会議の内容をテキスト、音声、画面で記録でき、議事録作成の効率化につなげます。
会議スタートと同時にソフトを起動して録音ボタンをクリックするだけでテキスト化が始まるため、簡単に利用できます。
音声の再生速度の調整や、重要箇所の頭出し再生など機能が充実しているのも特徴です。
画像は30秒ごとに時系列とテキストで保存されるので、会議内容の振り返りに役立ちます。
torunoは法人向けプランと個人向けプランの2つがあり、どちらも無料プランを選べば無償で利用できます。
【法人向けプラン】
料金:無料
登録ユーザー:50名
プランごとの機能差:あり(会議の記録は3週間、または上限30時間まで)
【個人向けプラン】
料金:無料
保存容量:20GB
サービス機能:記録、文字起こし、閲覧、データダウンロード、会議ログ共有
社内のデータ共有方法に悩まれている方に、ぜひ試してほしいアプリです。
参考記事:toruno
ユーザーローカル音声議事録システム
ユーザーローカル音声議事録システムは、株式会社ユーザーローカルが提供しているAI技術で、ミーティング参加者の会話をリアルタイムに分析する、議事録自動作成ツールです。
会議中に出たワードを視覚的に把握する「ワードクラウド機能」や、発言内容がポジティブなのかネガティブなのか、さらに5感情(喜び・好き・悲しみ・恐れ・怒り)を視覚的に把握する感情認識機能が導入されているのが特徴で、会議の内容だけでなく雰囲気も読み取ることができます。
ユーザーローカル音声議事録システムで利用できる機能の一部は、以下のとおりです。
- 自動文字起こし
- テキスト編集機能
- 文字起こし結果ファイル出力機能
手軽に文字起こしをおこないたい方や、より円滑な会議を目指す方におすすめのアプリです。
参考記事:音声議事録システム
聴覚障がい者向け文字起こしアプリ「Pekoe」
聴覚障がい者向け文字起こしアプリ「Pekoe」は、リコーグループが提供している聴覚障がい者や一緒に働く人向けのコミュニケーションサービスです。
会議やミーティングの会話がリアルタイムで文字化されるだけでなく、音声認識に誤りがあった際は参加者なら誰でも修正ができるので、常に正しい情報を共有できます。
会議以外にも、配信動画や過去の動画にも字幕がつけられるため、さまざまな場面で役に立ちます。
アプリをダウンロードしてアカウント登録するだけで、誰でも簡単に始められます。
無料トライアルの基本利用時間は、100時間もしくは4週間となっています。
Pekoeの無料トライアルで利用できる機能の一部は、以下のとおりです。
- 音声認識
- 共有機能
- 記録保存
聴覚障がいをもつ方や、聴覚障がい者と一緒に働く方におすすめしたいアプリです。
まずは気軽に無料トライアルを試してみてください。
\聴覚障がい者向け音声認識ツール/
文字起こしアプリにはタイプがある?
文字起こしアプリは、いくつかのタイプに分かれています。
たくさん種類がありどれを選べばよいか悩んでいる方のために、用途や提供形態などを基準に4つのタイプに分けてご紹介します。
- 個人での使用に向いているタイプ
- 企業が使いやすいタイプ
- 無料で手軽なタイプ
- Webブラウザで使える利用するタイプ
旅行、ビジネスシーンなどアプリの使用用途や環境などによって、どのようなタイプのものを選べばよいかがわかります。
それぞれのアプリの特徴を理解して、どのタイプが自分に合っているのかを確認してみてください。
個人での使用に向いているタイプ
スマートフォンやパソコンに専用のアプリをインストールするだけで、その日からすぐに使用できるタイプは、個人での使用に向いています。
スマートフォンにアプリが入っていれば、場所や時間にとらわれず、いつでも気軽に利用できます。
仕事以外に、外国語が必要な海外への旅行や聴覚障がい者とのコミュニケーションツールなどとしても役に立つでしょう。
個人向けのプランのものは、安い料金で音声のテキスト化ができますが、ファイル共有や議事録作成、編集などの高機能は備わっていないものもあるため、その点注意しておきましょう。
企業が使いやすいタイプ
主にパソコンを利用して音声認識や編集作業ができる、企業が使いやすいタイプです。
基本的な操作以外に、ファイル共有や入力後の編集機能など高度な機能が取り入れられており、セキュリティ環境も整っているため、会社の議事録作成などでも利用されています。
企業向けタイプの文字起こしアプリは、「議事録アプリ」と呼ばれることも多いです。
ご自身の会社に文字起こしアプリが未導入であれば、ぜひこちらのタイプを検討してみてください。
無料で手軽なタイプ
個人向けアプリでは物足りないが、企業向けタイプのものを使用するほどではない場合におすすめなのが、無料で手軽なタイプのアプリです。
無料版のものでも最低限の機能が備わっており、機能が充実したものがあります。
無料アプリのなかには、期間が過ぎると自動的に有料になってしまったり、課金しないと使用できない機能がある場合もあるので、インストールする前に使用できる機能や課金の有無を確認しておきましょう。
Webブラウザで使える利用するタイプ
アプリとは異なりますが、インターネット環境さえあればどこでも利用できるWebブラウザで使えるタイプの文字起こしツールです。
このタイプの多くは、録音した音声データを後から読みこませて文字起こしをするため、ICレコーダーやスマートフォンで録音したデータが必要になります。
配信動画や過去の研修動画などで利用したい方にもおすすめです。
文字起こしアプリの選び方
文字起こしアプリは種類が多く、どれを選べばよいのか困ってしまうと思います。
ここでは、文字起こしアプリの選び方のコツをいくつかご紹介します。
- 精度で選ぶ
- 使いやすさで選ぶ
- 使用するデバイスに合わせて選ぶ
- 予算や使用頻度に合わせて選ぶ
- 使用する目的に合わせて選ぶ
選び方を頭に入れておけば、自分に合った後悔しないアプリが見つかります。
それぞれ詳しく解説しますので、アプリを選ぶ際にチェックしてみてください。
精度で選ぶ
リアルタイムや録音データから文字起こしをする際に、実際の音声と文字起こし後の文字がどれくらい一致しているのかは、選ぶ際の重要なポイントです。
文字起こしアプリを利用しても、正確に音声を文字認識してくれなければアプリを活用する意味がなくなってしまいます。
高精度のアプリを活用すれば、誤認識のストレスもなく修正も少なく済みます。
同じような内容のアプリでも、アプリによって音声認識の精度やAIの能力は異なるため、事前に音声認識の精度がどれくらいなのか公式ホームページやYouTubeのレビューなどで確認してみてください。
精度がどれくらいなのかわからない場合、無料体験版を利用して比較してみるのもよいでしょう。
文字起こしを試してみる場合は、雑音の入らない静かな環境で、マイクが正常に作動するか確認してから始めてください。
使いやすさで選ぶ
アプリを利用しようとしても、操作に時間がかかってしまえば文字起こしがうまくできず余計に手間が増えてしまいます。
インストール後の設定は必要か、操作の仕方は複雑でないか、時間や容量に制限はないかなど使いやすさを比較して選んでみてください。
デジタルデバイスの操作に慣れていない方でも簡単にできる、シンプルなアプリがおすすめです。
使用するデバイスに合わせて選ぶ
文字起こしアプリは、それぞれ使用できるデバイスが異なります。
アプリを使用するデバイスは、iOSかAndroid、MacかWindowsのどれなのか確認しておきましょう。
自分の持っているパソコンと会社で使用するパソコンのデバイスが違う可能性もあるため、どのデバイスでアプリを使用するのかを事前に決めるのも大切です。
予算や使用頻度に合わせて選ぶ
予算や使用頻度に合わせて選ぶのも大切です。
使用頻度が少なければ、無料アプリや有料アプリの無料版などで十分役に立ちます。
ですが、無料アプリでも課金しないと利用できない機能がある場合もあるので、事前にどのような機能が備わっているのか確認しましょう。
週に何度も利用したり高度な機能が必要ならば、有料アプリを利用してもよいでしょう。
有料の文字起こしアプリは、定額月額料金がかかるもの、または読み込む音声の長さによって料金が変動する課金性のものの2つに分かれていることが多いです。
アプリによって料金はそれぞれ異なるので、1時間、1分あたりの料金を計算し、コスパのよいものを選ぶとよいです。
週にどれくらいの時間使用するのかも確認しておきましょう。
使用する目的に合わせて選ぶ
文字起こしアプリは、議事録作成、メモ作成、翻訳機能を使いたいなど、使用する目的に合わせて選ぶのが大切です。
ちょっとした会話や音声を文字起こししたいのなら個人向けタイプ、議事録を作成したり編集作業に使用したい場合は企業向けタイプを選ぶとよいでしょう。
また、会議で英語などの多言語を扱う場合は、翻訳機能付きのアプリを選べば文字起こしだけでなく翻訳も同時にできるため、とても便利です。
さらに、聴覚障がい者の方が参加する会議で使用する場合に便利に使用できるタイプのものもあります。
\聴覚障がい者向け音声認識ツール/
文字起こしアプリのメリット
文字起こしアプリには、5つのメリットがあります。
- 作業を効率化できる
- ミスを防ぐことができる
- 会話に集中できる
- エビデンスや議事録を残せる
- 会話の内容を共有できる
書類作成の作業効率をあげるだけでなく、話者との会話に集中したり会話の内容を共有できるなど、文字起こしアプリのメリットはさまざまです。
手作業で文字起こしをしているという方は、ぜひ文字起こしのアプリを理解して導入を検討してみてください。
作業を効率化できる
手作業でおこなう文字起こしは、内容や会話のメモ、入力、確認などの工程に多くの作業時間が必要です。
文字起こしアプリを使用すれば、これらの工程が不要なため時間が浮き、作業を効率化できます。
また、自分で文字起こしをすると聞き間違いや入力ミスなどが発生しがちですが、アプリには誤認識が少なく、誤字があった場合でもすぐに修正ができるものもあります。
作業を効率化できるだけでなく、クオリティの高い資料づくりが可能です。
さらに、翻訳機能が備わっているアプリもあるため、言語を調べて文脈から判断したり、意味の通じる言葉にするなどの手間も省けます。
ミスを防ぐことができる
先述にもある通り、自分で文字起こしをおこなうと言葉の聞き間違いや聞き逃しなどのミスが発生しやすいです。
聞き逃し部分があると、他の人に内容を確認しなければならず手間もかかります。
文字起こしアプリを使用すれば、一言一句を漏らさず認識してくれ、このようなミスを防ぐことができます。
会話に集中できる
手作業で文字起こしをする場合、会議中に作業用のメモをとらなければなりません。
メモをとることに集中すると、会議の内容が頭に入らず会話にも参加しづらくなってしまいます。
文字起こしアプリを利用すれば過剰にメモをとる必要もなく、あとでゆっくりと確認できるので、会議の会話に集中できます。
エビデンスや議事録を残せる
会議中の文字起こしは、エビデンス(証拠、裏付け)や議事録を残せます。
会議で話した内容もしっかり記録にとっていないと、あとになって「言った、言っていない」と決定事項の認識に誤差が生じてしまう可能性があります。
そのようなときでも、文字起こしアプリを使用していれば細かい発言も正確にデータとして残るため、確認に手こずらずトラブルに発展する心配もありません。
会話の内容を共有できる
会議の内容は、会議に参加した人だけに共有するとは限りません。
他の人に内容を共有するとなると、正確な内容をそのまま伝えるのは難しく、抜け・漏れがあったり時間もかかってしまいます。
文字起こしアプリで書き起こした議事録を印刷したり、コピーしてチャットに送信するなどの方法で共有すれば、口頭で伝える必要がなく伝え漏れもありません。
また、データをカテゴリ別に保存できるアプリなら、過去の振り返りや目的の資料をすぐに見つけられます。
規模の大きな会社や参加人数の多いイベントであればあるほど、文字起こしアプリの効果が発揮されます。
文字起こしアプリのデメリット
文字起こしにはメリットがある一方で、次のようなデメリットもあります。
- デバイスによって使用できるアプリが違う
- 操作方法を覚えなければいけない
- 修正が必要な場合がある
文字起こしアプリを使用するうえで留意点はありますが、それぞれ手立てを考えれば問題なく使用できます。
デメリットも事前に理解しておきましょう。
デバイスによって使用できるアプリが違う
前述にもあるとおり、文字起こしはデバイスによって使用できるアプリが違います。
使用したいアプリがある場合、ご自身のデバイスに対応しているか事前に確認しておきましょう。
また、保存データを誰かと共有するのなら、共有したい相手もアプリが使用できるデバイスなのかを知っておくことも大切です。
スマートフォンのなかでもiOSとAndroid、パソコンでもMacとWindowsとで使用できるアプリが異なるため、アプリを使用したいデバイスをしっかりと決めておいてください。
操作方法を覚えなければいけない
文字起こしアプリは、操作方法を覚えなければいけない場合があります。
アプリ自体に難しい操作があるものは少ないですが、スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスに慣れていない方は、基本操作を覚える必要があるため使用するのに時間がかかるかもしれません。
- 文字起こしを開始するボタンはどれか
- 文字起こしデータの保存先はどこか
- 他の人への共有方法はどうするのか
など、操作方法を覚える必要があるため、初めてアプリを使用する場合は時間に余裕をもって触れておくとよいでしょう。
修正が必要な場合がある
音声認識が高精度な文字起こしアプリでも、入力後に修正が必要な場合があります。
音声から文字を起こすため、雑音などが混じるとどうしても正確に音を拾うことができません。
また、話者の声が小さかったりマイクの性能が低い場合にも誤認識してしまう可能性があります。
修正が必要となると手直しの時間がかかるため、アプリを使用する場合でも念のため修正時間を確保しておきましょう。
アプリを使用する前に、アプリの音声認識の精度はどれくらいなのか確認しておくのも大切です。
文字起こしアプリの活用シーンは?
文字起こしアプリは、下記のようにさまざまなシーンで活用できます。
- 会議、打ち合わせなどの議事録作成
- 記者会見、インタビューなどの文字起こし
- 翻訳機能を利用したリアルタイム翻訳
- 講演会の文字起こし
- アイデアの音声メモを書き留める
- 学習
会議やインタビューの文字起こしなどのビジネスシーンだけでなく、外国語が必要な旅行や語学勉強などのプライベートでも役に立ちます。
また、聴覚障がい者とのコミュニケーションツールとしても重宝されています。
文字起こしアプリを利用すれば時間のかかる仕事も効率化を目指せるので、ぜひ利用してみてください。
\聴覚障がい者向け音声認識ツール/
まとめ
無料のおすすめ文字起こしアプリや、アプリのタイプ、選び方などをご紹介しました。
近年の文字起こしアプリは、AI技術の進化にともない精度が上がり、実用性も高まっています。
文字起こしアプリを選ぶ際は、使用するデバイスや用途、使用頻度などを基準にすると、自分にぴったりのアプリが見つかります。
時間のかかる文字起こしも、文字起こしアプリを利用すれば簡単におこなえ、議事録や資料作成の効率もグンと伸びます。
今回ご紹介した無料文字起こしアプリはどれも機能に優れているので、気になるものがあればぜひチェックしてみてください。
