文字起こしに資格は必要?難易度や合格率・仕事にする場合の報酬の相場も徹底解説!

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文字起こし資格をイメージした画像

文字起こしの仕事は時間や場所を問わず気軽にできるため、近年では需要が高まっています。

手軽に始められることから、副業として始める方も多いです。

文字起こしの仕事を始めるにあたって、何か資格が必要なのではないか気になりませんか?

本記事では、文字起こしに必要な資格や文字起こし技能テストの難易度・合格率、さらに仕事にする場合の報酬の相場も詳しくご紹介していきます。

文字起こしの資格を取得しキャリアアップを目指している方は、ぜひ最後までご覧ください。

文字起こし・テープ起こしには資格が必要?

文字起こし・テープ起こしの仕事をするにあたって、必ずしも資格が必要なわけではありません。

資格がなくても誰でも簡単に始められるのが、文字起こし・テープ起こしの魅力のひとつです。

ここでは、文字起こし・テープ起こしを仕事にする際に受験すると、よりスキルを高められる「文字起こし技能テスト」をご紹介します。

文字起こし技能テスト

文字起こし技能テストは、録音されている音声の文字起こし技能を測定するテストです。

受験資格はなく、誰でも気軽に受験できます。

このテストは合格・不合格があるわけではなく、1,000点満点でスコアを算出します。

数字で結果が出るため、自分の文字起こし技術のレベルがどれくらいなのか把握しやすいです。

また、1度だけでなく何度も受験すれば、自分のレベルがどれくらい上がったのかが一目でわかるのもメリットです。

文字起こし技能テストは、「知識編」と「実技編」の2構成になっています。

それぞれの主な出題内容をご紹介します。

出題内容・採点内容解答方法
知識編・聞き取り、聞き誤りの発見・一般常識・言葉の知識・文字起こしの知識音声(MP3ファイル)を聞いてWebのフォームに回答を入力→送信
実技編・聞き取り・一般常識・言葉の知識・表記・仕様に沿った処理・文字入力の正確さ音声(長さ約5分)を仕様書に起こす→Webのフォームから送信

受験時間は知識編・実技編ともに30分ずつで、合計60分です。

オンライン受験のため、パソコンとインターネット環境があればどこからでも受験ができます。

使用するソフトウェアやハードウェアに制限はありません。

採点基準は、内閣告示の「常用漢字表」「現代仮名遣い」「送り仮名の付け方」「外来語の表記」などをベースにしており、「新聞表記」または「速記表記」に沿って採点します。

  • 新聞表記:共同通信社「記者ハンドブック 第14版」の表記で採点
  • 速記表記:日本速記協会「新訂 標準用字用例辞典」の表記で採点

文字起こし技能テストの難易度や合格率は?

文字起こし技能テストの難易度は、文字起こしの経験がないと「難しい」と感じる程度です。

スコア制のため、文字起こしの経験が長ければ長いほど高スコアが期待できます。

2020年におこなわれた第11回文字起こし技能テストの合格率と受験者数を、以下にまとめました。

新聞表記受験者数235名
平均点(合計点)664点
速記表記受験者数39名
平均点(合計点)690点
知識編321点
平均点実技編346点
合計点667点

平均点は約700点となっています。

配点は、知識編と実技編がそれぞれ500点で合計1,000点です。

合格基準は以下のようになります。

400点以上文字起こし初心者が目指す基準(話し言葉の基礎知識が身につくレベル)
600点以上職場や地域組織などで一般的な文字起こしができる(自分の生活や仕事に関する話題をある程度文字化できるレベル)
800点以上幅広い文字起こしができる(知らない分野の音声も調べながら文字起こしできるレベル)
901点以上文字起こしのエキスパート(スペシャリストとして認定されるレベル)

文字起こし技能テストの料金は?

文字起こし技能テストの受験料金は、5,500円(税込)です。

受験料は、クレジットカード・ゆうちょ銀行または郵便局ATMからの振り込みとなります。

文字起こし技能テストのテキストや過去問はある?

文字起こし技能テストを受けるには、テキストや過去問を使用した勉強法がおすすめです。

テキストを用いて試験問題の傾向を把握したあとに、問題集や過去問を使用して問題を解いていきましょう。

問題を解く技術を高めるためには、できるだけ多くの問題を解くとよいです。

文字起こし技能テストを運営管理する文字起こし活用推進協議会から、公式テキストや公式問題集・過去問題集が出ています。

Amazonでも購入できるので、興味のある方はぜひご検討ください。

スペシャリスト認定とは?

文字起こし技能テストでは、1,000点満点中901点以上を取得した一般申込者を「スペシャリスト認定」しています。

スペシャリスト認定を受けると、下記のとおりさまざまな特典が受けられます。

  1. 正社員企業への紹介
  2. 受験料の値引き(5,000円→15%引き4,250円)
  3. 対象テキストが10%引きで購入可能
  4. 音声認識ソフトを使いこなすなどの勉強会への無料参加
  5. スペシャリストマーク(カード)の交付

文字起こしに自信のある方は、スペシャリスト認定を目指して受験してみてはいかがでしょうか。

参考記事:文字起こし技能テスト

文字起こしは独学でも学べる?

文字起こしの勉強法をイメージした画像

文字起こしは独学でも十分に学べます。

独学にはさまざまな勉強方法がありますが、文字起こし技能テストの公式テキストや問題集を活用するのがおすすめです。

文字起こし技能テストのテキストでは、主に以下の内容が学べます。

  • 音声再生ソフトの使用方法
  • 知識編
  • 実技編
  • 模擬試験

文字起こしの知識から練習問題までがしっかりと学べるので、1冊で文字起こしに必要な知識が身につきます。

また、タイピングスキルも必要になるため、タイピングの練習ツールを使用するのも効果的でしょう。

文字起こしに必要なスキルは?

文字起こしの仕事は、ただ音声を文字化するだけの単純作業ではありません。

以下のスキルを習得することにより、さらに文字起こしを効率よくおこなうことができます。

  • 文字起こしの書き分け
  • ライティングの知識
  • タイピングスキル

文字起こしには、「素起こし」「ケバ取り」「整文」の3タイプがあります。

  • 素起こし:聞こえた音声を正確にそのまま書き起こす方法。カウンセリングや裁判証拠などで用いられる。
  • ケバ取り:「えーっと」「あのー」などの意味を持たない言葉を取り除いて文字化する方法。インタビューや座談会などで用いられる。
  • 整文:話し言葉を書き言葉に変換して文体を統一する方法。印刷物やWebメディアなどに用いられる。

文字起こしをする際は、用途やクライアントの指示を確認することが大切です。

また、文字起こしにはライティング知識も必要になります。

特に、ケバ取りや整文の際には文章構成や表現力も求められるので、読書やライティングに関する書籍を参考にしてライティング知識を身につけましょう。

さらに、タイピングスキルも文字起こしに欠かせないスキルです。

文字起こしは短時間でおこなうものが多いため、速くかつ正確に進めなければなりません。

タイピングスキルを身につけるには、インターネットでできる無料のタイピングサイトで練習したり、タイピング検定を受験してみたりするのがおすすめです。

文字起こしに役立つその他の資格は?

文字起こしに役立つその他の資格を3つご紹介します。

  • 日本語検定
  • Webライティング能力検定
  • SEO検定

上記の資格を取得すれば、文字起こしのスキルを上げてくれるだけでなく、仕事の幅が広がります。

興味のあるものがあれば、ぜひチェックしてみてください。

日本語検定

日本語検定は、日本語の総合的な能力を測定する試験です。

文法や話し言葉を書き言葉に修正する整文をおこなうには、日本語の表記や敬語・文法などの知識が欠かせません。

一定レベルの日本語能力を証明できる日本語検定を取得していれば、クライアント側も安心して仕事を依頼できます。

受験場所全国の受験会場
試験日毎年2回(7月・12月)
試験時間60分:1・2・3級50分:4・5・6・7級
試験内容敬語・文法・語彙・言葉の意味・表記・漢字
受験料1級:6,300円2級:5,300円3級:3,800円4級:2,500円5・6・7級:1,800円
難易度1級:社会人上級レベル2級:大学卒業~社会人中級レベル3級:高校卒業~社会人基礎レベル4級:中学校卒業レベル5級:小学校卒業レベル6級:小学校4年生レベル7級:小学校2年生レベル

参考記事:日本語検定

Webライティング能力検定

Webライティング能力検定は、2012年に開始された歴史のあるライティング関係の検定です。

Webライティングを体系的に学べ、仕事の文書作成などさまざまな場で生かすことができます。

年々受験者が増えている人気のある資格です。

受験場所全国17ヵ所
試験日年4回(3月・5月・8月・11月)
試験時間90分
試験内容国語、Webライティング基礎、コピー・メールライティング、SEO・法律・倫理・炎上対策、ミニ論文
受験料13,500円
難易度1級:高度な仕事もできるトップレベルのスキルをもつ2級:一般的な仕事をおこなう上で充分なスキルをもつ3級:一般的な仕事をおこなう上で最低限のスキルをもつ※獲得点数により、1~3級が認定される

参考記事:Webライティング能力検定

SEO検定

SEO検定は、Webライティングのなかでも特にSEOに特化している資格です。

文字起こしをして記事を作成する場合、検索からの収益を考慮してSEOを意識した記事を作成する能力が必要になります。

SEO知識があれば幅広いジャンルの記事を書くことができ、クライアントからの信頼も厚くなるでしょう。

受験場所全国11会場
試験日年7回(1月・2月・4月・6月・8月・10月・12月)
試験時間60分
試験内容モバイルSEO・ASOとアプリマーケティング・ローカルSEO・Googleアップデート・検索順位の復旧方法・SEOの未来 など
受験料8,800円
難易度1級:モバイルSEO、ペナルティ復旧などの実務担当者レベル2級:コンテンツSEOやソーシャルメディアの活用などの担当者レベル3級:キーワードやサイト内部改善など企業が求める即戦力4級:これからSEOを学ぶ方向け

参考記事:SEO検定

文字起こしの仕事はどんな人に向いている?

文字起こしに適した人をイメージした画像

文字起こしの仕事は、初心者の方から経験者の方まで誰でも気軽に始められます。

そのなかでも、とくに文字起こしの仕事に向いているのは以下の方です。

  • タイピングが得意な人
  • コツコツ作業が苦ではない人
  • 時間配分が得意な人
  • SEOやライティング知識が豊富な人
  • 集中して作業に取り組める人

文字起こしは簡単に始められる仕事ではあるものの、まとまった報酬をもらうのが難しい・タイピング力や日本語能力など専門のスキルが必要などのデメリットもあるので、理解したうえで挑戦してみてください。

文字起こしの仕事を始める前に、以下の記事を参考にしながら文字起こしに必要な準備や、継続するためのポイントを学びましょう。

関連記事:文字起こしの副業は初心者でも稼げる?収入や必要な準備などもわかりやすく解説!

文字起こしの報酬の相場は?

文字起こしの報酬の相場は、見積もり方法や仕上がりの質によって異なります。

録音時間で相場を見積もる場合は1分あたり200円〜300円、文字数でカウントする場合は1文字1円が一般的です。

時間で計算すると、60分間の音声を文字起こしした場合の報酬は12,000円〜18,000円となります。

1つの案件の報酬額として考えれば、副業やフリーランスのなかでは高い報酬額といえるでしょう。

文字カウントで見積もる場合も、音声データが長ければ長いほど報酬が高くなります。

初心者の方がいきなり長時間の文字起こしをおこなうのは大変ですが、経験を積んでいけば次第に長時間の文字起こしにも対応できるようになるので、粘り強く続けることが大切です。

文字起こしの相場について詳しく理解したい方は、以下の参考記事も併せてご覧ください。

関連記事:文字起こしの報酬の相場はどのくらい?依頼する場合の注意点やバイト求人の探し方も徹底解説!

文字起こしの仕事にも役立つアプリやツールがある?

文字起こしの仕事に役立つアプリやツールには、以下のようなものがあります。

  • Notta
  • スマート書記
  • Sloos
  • 音声メモ
  • Pekoe

文字起こしは、自力でおこなうにはとても大変な作業です。

音声録音や高精度な文字起こしが可能なアプリやツールを使用すれば、ミスを防ぎ、作業効率を上げられます。

文字起こしをおこなう際は、これらのアプリやツールをうまく活用していきましょう。

ボイスレコーダーや文字起こしアプリにはさまざまな種類があるので、それぞれの特徴やメリットを参考にして自分に合ったものを見つけてみてください。

関連記事:ボイスレコーダーや文字起こしアプリのおすすめは?会議でも便利なツール9選をご紹介!

「Pekoe」は、リコーグループが提供しているツールです。

もともとは聴覚障がい者のための音声文字変換ツールですが、文字起こしの仕事をする人にも使い勝手がよいです。

音声だけでなく、配信動画や過去の研修動画などにも対応しているため、幅広い用途で使用できます。

インターネット環境があればどなたでも使用できますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

\聴覚障がい者向け音声認識ツール/

まとめ

文字起こしに必要な資格や、文字起こし技能テストの難易度・合格率などをご紹介しました。

文字起こしを仕事にするために必ず必要な資格はありませんが、受けていると役に立つ「文字起こし技能テスト」や取得していると便利な「日本語検定」「SEO検定」などがあります。

初心者でも始められる文字起こしですが、専門的なスキルが必要のため、これらのテストや資格を取得するのがおすすめです。

本記事を参考に文字起こしのスキルを生かし、副業やフリーランスとしてスキルアップを目指しましょう。