マイノリティな生き方とは?多様性への理解を深めて社会問題を解決!

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マイノリティな生き方のイメージ画像

「マイノリティな生き方とはどんな生き方なの?」「マイノリティはどんな人を指すの?」

という疑問をお持ちではありませんか?

マイノリティな生き方を知ることで、多様性への理解を深めて社会問題を解決することができます。

マイノリティに対する偏見や差別は残っており、現在も苦しい思いをしている人は多いです。

この記事では、マイノリティな生き方やマイノリティの人が生きづらさを感じる例を具体的に解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

マイノリティな生き方

マイノリティな生き方は、普通の生き方とは何が違うのでしょうか。

多くの人、いわゆるマジョリティの人は、例えば学校で義務教育を受けて企業に就職するような、一般的な生き方を選択します。

一方マイノリティの人は、この生き方に違和感を感じるため、普通の生活が受け入れにくいのです。

場合によっては、周りから受け入れてもらえないというケースもあります。

普通の生き方に納得できないのであれば、普通の生き方にとらわれないマイノリティな生き方を選択してもよいのです。

マイノリティな人とは?

マイノリティな人とはどのような人のことを指すのでしょうか?

マイノリティとは、「少数」「少数派」を意味しています。

  • 障がい者
  • 外国人住居者
  • 宗教信仰者
  • 貧困層
  • 左利き
  • ハーフ

など、これらの人々は、全てマイノリティに該当します。

また、SNSや学校、会社などで少数派の意見をもつ人もマイノリティです。

このような少数派の人は、社会の中で浮いたり相手にされない場面が多く、孤独を感じやすくなります。

関連記事:マイノリティの意味は?種類や使い方の具体例をわかりやすく解説!

マイノリティになりたいと思う人も多い

「マイノリティになりたい」「人とは違うことをしたい」という人もいると思います。

無理に人と話を合わせてしまう、何でもYESと言ってしまう、自分が食べたいものを言えないなどの不満を、自分自身に抱えてしまうこともあります。

マイノリティになれば、周りの目を気にすることなく自分の好きなことができたり、毎日が充実するのではないかと、憧れを抱く人もいるでしょう。

マジョリティ(多数派)の中に紛れ込んでいながら、実はもやもやしているという方も少なくありません。

マイノリティは生きづらい?

生きづらい人のイメージ画像

マイノリティは、生きづらいのでしょうか?

マイノリティが生きづらいと言われる原因を、挙げてみました。

  • 差別や偏見を受けやすい
  • 同調圧力を受けやすい

マイノリティは、「少数」「少数派」というだけで不自由を感じたり、つらい思いをする可能性があります。

実際に、この記事を読んでいる方々にも当てはまることがあるかもしれません。

それぞれ、詳しく解説していきます。

差別や偏見を受けやすい

マイノリティは生きづらいといわれる理由の一つが、差別や偏見を受けやすいということです。

ここでは、性的マイノリティに含まれる「LGBT」を例に挙げます。

・同性に好意をもつ

・本来女性であるが、男性の格好をするなど異性として生活する

このような人は、自分のマイノリティを周りに打ち明けたときに、冷ややかな目で見られる傾向が強いです。

近年LGBTに対する理解は深まってきているものの、まだまだ軽蔑されることも多く、苦しんでいる方は大勢います。

同調圧力を受けやすい

同調圧力を受けやすいのも、マイノリティが生きづらい理由の一つです。

  • 話し合いの場で自分の意見が言えず、周りの意見に合わせてしまう
  • 友人からの誘いに断れない

無理せずに周囲と自分の意見を合わせることができるなら問題ないですが、そうでない場合は苦痛となり、今後の意思決定にも影響をもたらす恐れがあります。

周りに合わせてばかりでは心が疲れてしまうので、同調圧力に負けない方法を学ぶことも大切です。

参考記事:どんな性のあり方でも生きやすい社会へ

社会的マイノリティの例

社会的マイノリティは、幅広い点で社会的に少数と判断される人のことを指します。

「障がい者」「外国人住居者」「貧困層」「宗教を信仰している」といった人が、その例です。

ここでは、「障がい者」に焦点を当ててみます。

障がい者は、障がいがあるというだけで就職できる企業が限られる、飲食店で入店を断られるといった制限があります。

また、トイレやエレベーターなどは、障がい者向けの設備が整っていない場所も多いため、障がい者は不便な生活を送っている人が多いです。

関連記事:マイノリティの意味は?種類や使い方の具体例をわかりやすく解説!

マイノリティの身近な例は?

マイノリティの身近な例は何でしょうか?

最も身近なマイノリティは、左利きやハーフの人です。

左利きの人は約10人に1 人で、クラスに1人いる計算になります。

ドアやハサミなどは右利き向けに作られるのが一般的なため、左利きの人は不自由を感じやすいです。

日本では、ハーフの人は髪や肌の色が違うというだけで、いじめの対象になるケースも少なくありません。

世界が目指す目標のひとつ

SDGsのイメージ画像

世界が目指す目標のひとつが、「SDGs」です。

SDGsは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)を意味しており、より良い社会を目指す世界共通の目標となっています。

具体的な目標は、以下のようなものです。

  • 貧困をなくす
  • 飢餓をなくす
  • 全ての人の健康的な生活を保証する
  • 質の高い教育を提供する
  • ジェンダー平等を実現する

SDGsの中には、マイノリティな生き方を推進する項目も含まれています。

SDGsは2030年までに実現するように取り組んでいるため、世界中の人々がマイノリティに対して理解を深めることが大切です。

少数派の生き方に対する不平等をなくそう

少数派の生き方に対する不平等をなくすには、「一人ひとり違いがあることが当然」ということを理解する必要があります。

肌の色、髪の色、性別、人種や言葉、病気や障がいの有無、好きなことや嫌いなことなど、一人ひとり違うことはたくさんあります。

マイノリティに対する不平等をなくすためには、互いの違いや個性を認め、相手を大事にすることが大切です。

参考記事:人や国の不平等をなくそう

まとめ

マイノリティな生き方や、マイノリティが生きづらいと感じる事例を解説しました。

マイノリティは誰もが当てはまる可能性があるので、周りと比べる必要はありません。

周りを気にせずに幸せな人生を送るためには、何かを諦めたり我慢せず、自身の好きなように行動に移すことが大切です。

ハードルが高く感じられるかもしれませんが、いま私たちが取り組めることから始めていきましょう。