ろう者と聴者が肩をならべて働ける職場を目指してPekoeが支えるリアルタイムなコミュニケーション

中央グリーン開発株式会社様は、『サスティナブルなコミュニティは住む人を幸せにする』というミッションのもと、主に新築の分譲住宅を販売されています。また、空き家の廃墟化という社会問題に対しても『棟下式(むねおろしき)』を提唱し持続可能な社会を目指しています。

中央グリーン開発株式会社 様

URL:https://www.polus-green.com/

設立:1978年5月22日

所在地:〒343-0845 埼玉県越谷市南越谷1-2905-3(本店)

資本金:5,000万円

従業員数:102人(2023年3月21日現在)

主な業務:

ポラスの分譲住宅の販売、企画、設計。
ポラスの大型分譲住宅「パレットコート」の販売、企画、設計。
その他不動産の販売、購入、設計、建築、管理、請け負い業務、賃貸、交換及びその代理、仲介業務。

お客様紹介

CSV推進室

竹内 様

CSV推進室

横田 様

設計部

鎌田 様

設計部

河内 様

設計部

富田 様

導入前

オンラインの会議では資料を見るだけで話の内容を把握しきれない

利用していた音声認識アプリをオンライン会議で使うためには接続機器が必要で簡単に使えない

導入後

必要な情報や話の流れが把握できるようになり不安要素が消えた

接続機器なしで誰でも簡単に扱えるようになった

誰もが働きやすい職場を目指して

Pekoeを導入検討頂いた理由をお聞かせください

コロナ禍でオンライン会議が増えてきたとき、社員みんなで「働きやすい職場にするにはどうすればいいか?」を考えていました。その中の一つに「聴覚障がいをお持ちの富田さんにとってどういう環境が働きやすいのか、一緒に働くメンバーがどんな協力ができるのか」を模索していくことになりました。障がい者雇用の担当者からリコーのPekoeを紹介されたことがきっかけでトライアルを始めました。

Pekoe導入前の課題はどのようなものでしたか

コロナ禍前の会議では、議事録を取る人の隣に富田さんに座ってもらい、横から書いている内容を見ることで、内容を把握してもらっていました。ただ、議事録をとる人は毎回持ち回りで担当しているわけではありませんでした。特定の方に頼むことが多くなり負担が集中することに課題を感じていました。

Pekoeの効果はありましたか

とにかく、話した言葉がそのまま伝えられることは大きかったです。対面の評価面談でチャットや筆談でやりとりをしていると、面談にもかかわらず画面を見ながら伝え合うところに課題を感じていました。それが、Pekoeを使うと話している様子(表情など)が伝わるようになりました。

また、音声が文字になりその文字を一つずつ伝えられるため、明らかに伝えることが楽になりました。1時間の筆談がPekoeで30分くらいになった印象です。

Pekoeを導入いただいたのはどのような理由でしょうか

まず、リアルタイムで富田さんも返信ができるというところです。一方的に音声を文字化するだけではなく、周囲の会話の流れにチャットで参加でき、コミュニケーションが取れるという点が大きかったです。またアプリを使う際、パソコンだけで利用できるという点も重要でした。導入済みの他社サービスでは利用する際に専用の接続機器が必要で、誰もが気軽に使えるという状態ではありませんでした。

Pekoeの使い方で工夫していることは何でしょうか?

誤認識があれば全て修正したくなります。その気持ちをいかに抑えてポイント直しだけに収めるかということは大事にしています。細かいところまで修正すると修正しきれなくなるため、誤解がないようにキーポイントを正しく伝える、話している人が伝えたいと思っている点はしっかり修正するというかたちでルールを決めて活用をしています。また、マイクやスピーカーフォンは性能の良いものを調べて入れ替えをしました。これにより大きく認識精度が改善しました。 

Pekoeを今後どのように利用したいですか

会社として、「Pekoeは皆さんで使う便利なツールとして導入した」という位置づけです。富田さんがこれを使うことで働きやすくなるということだけではなく、一緒に働く人たちにも「プレゼンテーションの練習に使える」、「議事録として使う」、「思いついたことをメモする」といったように、誰もの業務に溶け込み使っていけるツールとして広めていきたいと考えています。 

ろう者としての感想を伺わせてください

導入前はどういう状況でしたか?

オンラインの会議では資料を見るだけで、話の内容を把握できていませんでした。あとから議事録を読んでいましたが、私だけ取り残されているという感覚はありました。その場で情報が入らないため、臨機応変に動けず、対応が遅れるということもありました。 

また、会議中の内容を筆談でわかるように対応していただいたこともありましたが、「ありがとう」と思うと同時に「いつも申し訳ない」という思いがありました。

Pekoeで課題は解決されましたか?

必要な情報が漏れなく把握できるようになったため、不安要素が消えました。リアルタイムに話の内容がわかり、すべての会話が文字化されるため、あとから議事録をもらったり、筆談してもらったりしていたときより全体の流れがわかるようになり、状況の把握や内容の理解がしやすくなりました。チャット入力もできるため、自分の意見を伝えやすくなり、コミュニケーションがよりスムーズになりました。

Pekoeを使った感想をお聞かせください

まず、Pekoeアプリデザインが素敵です。シンプルで自然な会話がしやすい雰囲気でした。また、他の音声認識アプリと比較すると、誤変換が少ないと感じています。あと、今まで試したアプリはパソコンの接続機器を用意しなければならなかったのですが、Pekoeは接続不要ですぐに会話できるので大変ありがたいです。

Pekoeのような音声認識ツールのほかに、どのような手段を使っていますか

手話や筆談もそれぞれのメリットを生かして使い分けています。手話は描写力に優れていて感情や気持ちが伝わりやすいので、ストーリー性のある内容を伝えたい場合は手話で共感を深めながら使っています。しかし、研修やオンライン講座で講師の方の説明の内容を的確に理解したいような場合は、音声認識を使うようにしています。Pekoeの導入によりオンライン講座の受講を積極的に行えるようになりました。どちらが優れている、劣っている、ということはなく、その場の状況に応じて手段を変えることが必要だと考えています。

皆様からひと言お願いいたしま

Pekoeのようなツールを日常的に使える機会があるなら、聴者と同じ肩を並べて、一緒に活躍していける職場でありたいです。未来の後輩たち(ろう者)が自分らしさを失わず、多様で柔軟な働き方を推進していけるような土台を作っていけたらいいなと思っています。

(インタビュー日:2023年4月3日)

聴覚障がい者向けコミュニケーションサービス
Pekoe

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